デジタルグリッド株式会社が運営するコーポレートPPAマッチングプラットフォーム「RE Bridge」は、再生可能エネルギーの普及を目指して、2023年7月から事業を開始しました。RE Bridgeは、発電事業者と企業の間での契約をスムーズに行えるためのオークション形式のマッチングシステムを提供しています。2023年から始まったこのオークションは、増え続ける再生可能エネルギーへの需要に応えるべく設計されています。
第4回オークション結果の概要
「RE Bridge」の第4回オークションは、2024年11月18日から12月20日まで行われました。このセッションでは、当初より39社の需要家会員と57社の発電家会員が参加し、158カ所の発電所が登録されました。合計のDC容量は339MWに達し、実質的な取引も15件に上りました。実際のデータは以下の通りです:
- - 発電家希望PPA価格の平均は15.3円/kWh、需要家希望PPA価格の平均は19.0円/kWhです。
- - 環境価値価格の平均値は17.3円/kWhでした。
これまでの3回のオークションでも、需要家と発電家のマッチングが着実に進んでおり、価格競争が活発化しています。特に、2回目のオークションからは価格が徐々に下がり、需要家にとっては有利な条件が整ってきています。
オークションの参加条件と今後の予定
「RE Bridge」への参加は、事前に所定の審査を通過した会員に限られますが、入会金や年会費は不要です。このシステムに参加することで、企業は再生可能エネルギーの確保とコスト削減を同時に進めることが可能です。
次回のオークションは2025年4月から5月にかけて予定されており、さらなる再エネの普及を目指しています。
企業情報と今後の展望
デジタルグリッド株式会社は、2017年に設立され、東京都港区を本社としています。代表取締役社長の豊田祐介氏は、公式サイトを通じて、再生可能エネルギーのさらなる普及の重要性を訴えています。今後も「RE Bridge」を通じて、国内のエネルギー市場における再生可能エネルギーの推進を続けていく所存です。
結論
「RE Bridge」は、エネルギー需給のマッチングだけでなく、企業の持続可能な成長をバックアップする重要なプラットフォームに成長しています。今後もオークションを通じて、より多くの発電事業者と企業のつながりを創出し、持続可能なエネルギー社会の実現を支えていくでしょう。