食品ロス削減に挑む「ハピタベ」の取り組みとその拡大
株式会社一号舘が、食品ロスの深刻な問題に取り組むべく、特別なプロジェクトをスタートさせました。その名も「ハピタベ」。このプロジェクトは、同社が展開する「グッドミライプロジェクト」の一環として、食品の無駄を減らすだけでなく、地域社会にも貢献することを目指しています。2024年4月から導入されたこの取り組みは、早速注目を集めています。
「ハピタベ」とは何か?
「ハピタベ」は、消費期限や賞味期限が近い商品に特製の「ハピタベシール」を貼ることから始まります。これにより、お客様はその商品を優先的に購入することが奨励されます。これまでも「てまえどり」が広がりましたが、期限が迫った商品を選ぶことへのインセンティブが不足していたため、「ハピタベ」で新たな解決策を提供しようというのが狙いです。
さらに、購入したお客様は「ハピタベシール」を集めることで、楽しみながら食品ロス削減に協力できます。このシールを集めた先には景品が待っているガチャに参加することができるのです。また、ガチャに興味がないお客様は、店頭のポスターにシールを貼ることで社会貢献活動に参加し、そのシール1枚につき1円が三重こども基金に寄付されます。
成果と拡大
「ハピタベ」の導入初年度である2024年から2025年の間に、実際の成果として年間の廃棄金額が15%も削減されました。さらには直近2ヶ月では、なんと25%の削減効果を達成しています。この取り組みの認知度が高まり、多くの店舗が参加を希望していることから、次のステップとして9つの店舗にサービスを拡大しました。
新たに加わる店舗は、桑名陽だまり店や菰野店を含む一号舘の各店舗です。また、お客様に対するメリットも強化されています。これまでガチャの景品はお菓子のみでしたが、ポイントカード「ichicaカード」へのポイント付与も選べるようになったため、より多くのお客様が「ハピタベ」に参加しやすくなりました。
特別な試み
さらなる取り組みとして、株式会社一号舘が運営するホームセンターミスタートンカチ江場店でも、集めた「ハピタベシール」と花苗の交換が行われています。この試みは、地域に根ざした活動を推進する一環として、期待されています。
今後の展望
株式会社一号舘は、「ハピタベ」を通じて、お客様が楽しみながら食品ロス削減に参加できる機会を提供することを目指しています。地域社会の持続可能な発展と、人々の幸せに貢献することが、このプロジェクトの最終目標です。今後の活動にますます期待が高まります。
これからも食品ロス削減への取り組みが進む中、地域貢献に対する意識がさらに深まることを願っています。ガチャの景品はお菓子かポイント付与が選べるこのプロジェクト、ぜひ注目してみてください。
取材に関するお問い合わせ先
株式会社一号舘経営企画室
TEL:059-347-1100