馬淵建設がCloudGate UNOを導入し業務効率を向上させた成功事例

馬淵建設がCloudGate UNOを導入した理由

馬淵建設株式会社が、業務効率化を目的にCloudGate UNOを導入したことが発表されました。これは、建設業界における初の全社的なパスキー導入となり、パスワードレスの認証システムを実現した事例として注目されています。

背景と課題

建設業界は業務の多様化が進む中、馬淵建設も数年前からこれに向けた取り組みを加速させてきました。特に、内製サービスのクラウド化や建設業に特化したクラウドサービスの採用を進めていました。しかし、サービスが増えるに伴い、社員のパスワード管理は煩雑化し、セキュリティリスクも高まっていました。加えて、パスワードの再設定など、管理者の負担も大きくなっており、これが具体的な課題として浮上していました。

こうした背景から、複数のシングルサインオン（SSO）サービスを比較した結果、利用者のセキュリティを守りつつ業務効率を向上させるCloudGate UNOの導入を決定する運びとなりました。

導入後の変化

CloudGate UNOを導入したことで、馬淵建設は認証の入口を一元化し、デバイス証明書による端末のアクセス制限と、フィッシング耐性の高いパスキーによるパスワードレス認証を組み合わせる手法を採用。これにより、強固なセキュリティ環境を構築しました。

実際に、社内の98%以上がパスワードレス認証を使っており、以前は17〜20%を占めていたパスワード関連のヘルプデスク業務は今やゼロになりました。これにより、管理者の工数も大幅に削減され、業務の効率化を実感する声が上がっています。

評価と将来への期待

馬淵建設の管理本部長である小嶋宏樹さんは、CloudGate UNOのおかげでパスワード管理の煩雑さが解消され、端末管理もスムーズになったと述べています。デバイス証明書とパスキー認証の導入により、セキュリティが強固になりながらも、社員が感じる利便性は何ら損なわれていないとのことです。これは、同社が115年にわたり培ってきた信頼性を次の100年へと繋げる重要な礎であると確信しているようです。

一方、提供元であるインターナショナルシステムリサーチの代表取締役社長メンデス・ラウルさんは、急増する不正アクセスへの対応として、多要素認証の重要性が高まっていると指摘。CloudGate UNOがフィッシング耐性の高いシステムを提供している点も評価されています。この成功事例が他の企業におけるパスキー認証やデバイス証明書の導入拡大に繋がることを期待しています。