テラスマイル、農業経営支援の新たな基盤を構築
宮崎県宮崎市に本社を置くテラスマイル株式会社が、2025年10月1日、公式ホームページ及びブランドロゴのリニューアルを実施しました。本リニューアルは、同社が展開する農業経営クラウド「RightARM」に加え、新たに流通インフラを構築するタイミングで行われたものです。農業者だけでなく、流通業者や食品工場といった需要者との連携を強化し、農業経営を見える化・最適化することが目的です。
リブランディングの背景
テラスマイルは、生産者向けに特化した「RightARM」を通じて農業経営をサポートしてきましたが、供給側と需要側の間に存在する課題解決の重要性が増している今、流通における新たなインフラの開発が不可欠であると考えました。これにより、農業経営の持続可能性を向上させながら、情報の可視化と流通のシームレスな連携を目指しています。
新たなロゴデザイン
リニューアルに伴い、コーポレートロゴも変更されました。従来の社名「テラスマイル」の意味が、「データを活用した農業経営の場(テラス)を創出し、時代の一里塚(マイル)となる」という想いを込めていることを踏まえ、今回のロゴは「テラ」と「スマイル」に分け、より具体的なビジョンを表現しています。「テラ」は地球・大地や知識、そしてデータの集積を意味し、「スマイル」は関わる人々の笑顔や、ちょうど良い距離感を象徴しています。これらの要素が新たなロゴに反映されています。
新管理クラウド「ライトアーム」
経営管理クラウド「ライトアーム」は、農業経営者の右腕としての役割を果たすことを目指しています。このサービスは、日本の文化や気候を踏まえた上で開発されたもので、導入することで生産者が直面する課題の解決を手助けします。特に、ミニトマトの栽培から始まった生駒社長の経験が、発想の原点となっています。
ニューフロー「ジャスタウェイ」
このリブランディングでは新たに流通インフラ「ジャスタウェイ」を発表しました。「Just a way」を基にしたこの名称は、生産者と消費者を結ぶ最適な距離感を象徴しています。農業分野における流通問題は、今後の日本農業の発展において重要なテーマです。愛されるロゴの稲穂は、日本の農業の精神を体現したものであり、流通の新たな仕組みに対する決意が込められています。
今後の展望
テラスマイル株式会社は、今後も農業者と需要者の非対称情報の解消を目指し、効率的かつ利益の最大化に繋がる取り組みを続ける意向です。流通との接点を持つツールの導入で、持続可能な農業の実現が期待されます。作られた流通の構造が、今後ますます明確にされ、農業全体のシステムが進化していくことに注目が集まります。
会社概要
テラスマイル株式会社は、2014年に設立され、宮崎を中心にデータを駆使した農業経営支援を行っています。公式ウェブサイトでの情報発信を通じ、今後の事業展開に注目が集まることでしょう。新たな流通インフラと、経営管理クラウドの統合がもたらす未来に、期待が高まります。