飲食業界の生産性革命セミナーが開催
日本の飲食業界は、その豊かな食文化が世界的に評価されているものの、低生産性による低収益体質が問題視されています。この課題を解決するため、クロスポイント株式会社とfreee株式会社は共に「飲食業界 生産性革命セミナー」を開催しました。このセミナーは、飲食業界の生産性向上を目指し、業務提携を果たした両社が主催した重要なイベントです。
セミナーの目的
イベントには、クロスポイントの代表取締役社長鈴木洋之氏、freeeの上級コンサルタント尾籠威則氏、ソルト・グループの財務経理部長松井絵麻氏がパネリストに登場し、業界が直面する課題とその解決策を提案しました。
飲食店の現状
尾籠氏は、飲食店が抱える現状を分析。特に、業界のto Cビジネスモデルにおいては、資金の流れが可視化されにくくなりがちです。例えば、仕入れた食材のコストや人件費の管理が進まないまま、現金が手元に入るという特徴が、経営状態を把握する難しさを招いています。このような状況は、経営者が機会損失に気づくのが遅れる要因となっています。
最新技術の導入
イベントでは、松井氏が最新のテクノロジーを利用した「会計の自動化」について解説。自動化により、経営者やスタッフがタイムリーな情報を得ることが可能になります。これにより、問題を早期に発見し、迅速に改善策を実施することが可能になるため、余計なコストがかかる前に手を打つことができます。
生産性を向上させるために
松井氏は、飲食店経営において、経理業務に取られる時間を新しいメニューの開発やコスト管理に振り向けることができ、結果的に経営の好循環が生まれると述べました。日本では、開業から3年以内に多くの飲食店が廃業に追い込まれるという統計もあり、会計自動化がそのリスクを減らす一助となるのです。
今後の展望
セミナーの最後に、鈴木社長は「3社が協力して、飲食業界のさらなるサポートを行っていきたい」と意気込みを表明しました。多くの参加者がこの取り組みに期待を寄せており、今後の飲食業界の生産性向上に大きな影響を与えることでしょう。
セミナー概要
- - 名称: 飲食業界 生産性革命セミナー
- - 日時: 2019年7月18日(木)
- - 主催: クロスポイント株式会社、freee株式会社
- - 協力: ソルト・グループ
- - 会場: freee株式会社(東京都品川区西五反田2-8-1 ファーストビルB1F)
持続可能な経営を目指すために、今後も業界の発展に貢献する情報提供が続けられることを期待せずにはいられません。