モザンビークのいのちをつなぐ会、国際的な評価を受ける
2024年3月29日、一般社団法人倫理研究所が主催する「地球倫理推進賞」の表彰式が行われ、一般社団法人モザンビークのいのちをつなぐ会が国際活動部門で『文部科学大臣賞』及び地球倫理推進賞を受賞しました。この式典には570名が参加し、各団体の活動が紹介されました。
受賞団体の紹介
モザンビークのいのちをつなぐ会は、福岡県北九州市に本拠を置き、代表理事の榎本恵氏が様々な問題に取り組んでいます。特に、同会はアフリカ南東部のモザンビーク共和国において、現地住民との信頼関係を基にした支援を地道に続けています。活動内容は教育支援や保健衛生、環境保全など多岐にわたります。
一方、国内部門で受賞した特定非営利活動法人JAMネットワークも、高取しづか代表理事の下で地域課題に真摯に向き合っています。
表彰式の様子
表彰式の初めに、選考委員の一人である津田塾大学の三砂ちづる教授が受賞の背景や意義について講評を行いました。その後、倫理研究所の丸山敏秋理事長から両団体に副賞として100万円を贈呈し、文部科学省の榎木奨悟課長補佐が文部科学大臣賞を授与しました。
活動報告と今後の展望
第2部では、モザンビークのいのちをつなぐ会の榎本恵氏が活動報告を行い、現地の厳しい状況と活動の必要性を訴えました。榎本氏は自身が直接目にした「先進国の投資が現地民の生活を改善しないリアル」を伝え、支援が持つ重要性を語りました。特に、教育や保健を通じてスラム地区の人々が自立を図る姿勢を強調し、現地での相互扶助の重要性を紹介しました。
さらに、スラム地域における教育や環境保全などの活動は、現地の人々の力によるものであり、支援の継続を訴える感動的な講演となりました。
また、モザンビーク国内でのテロ問題にも言及し、「過激派による脅威がある中でも、私たちは活動を続け、現地住民が未来を切り開く手助けをしていきます」との決意を表明しました。
結び
モザンビークのいのちをつなぐ会の受賞は、彼らの活動が確かな成果を上げてきたことの証明です。今後も多くの人々の支援を得て、さらなる発展を遂げることでしょう。
詳細や活動への支援は、公式サイトを通じて行っており、関心のある方にはぜひ訪問をお勧めします。
モザンビークのいのちをつなぐ会 公式サイト