東急不動産が医療を強化!エムスリーとの業務提携と株式譲渡について

東急不動産がエムスリーと手を組む理由



最近、東急不動産株式会社(東京都渋谷区)は、傘下の株式会社イーウェル(東京都千代田区)の株式の51%をエムスリー株式会社(東京都港区)に譲渡することを発表しました。同時に、両社はヘルスケアと医療分野での業務提携契約を締結することにも合意しました。

この譲渡は2025年4月1日付で実施される予定で、東急不動産は譲渡後もイーウェルの37%の株式を保持し続けます。これにより、イーウェルは連結子会社から持分法適用関連会社へと移行し、さらなる成長を目指すことになります。

イーウェルの成り立ちとビジョン



イーウェルは2000年に設立され、企業の福利厚生ニーズの高まりを受けて様々なサービスを展開しています。企業理念は「健康社会の実現」であり、豊かで活力ある社会の実現をサポートしています。福利厚生パッケージサービス「WELBOX」や選択肢が多様な「カフェテリアプラン」を通じて、トラベルやエンタメ、育児、介護など幅広い分野でサービスを提供しています。また、健康経営を推進するための支援サービスも充実しています。

エムスリーの役割と展望



一方、エムスリーは医療関連サービスを展開しており、インターネットを利用した情報提供が専門です。特に、日本の医師のほぼ9割が利用する医療従事者向け情報サイト「m3.com」を通じて、多様な医療関連サービスを提供しています。2022年度には予防医療に関するプロジェクト「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を始動し、健康状態の維持に貢献することを目指しています。

市場の背景と今後の展望



福利厚生や健康サービスの市場環境は、さまざまな企業が新たに参入しているため、ますます多様化しています。顧客のニーズも複雑化しており、この傾向は今後さらに強くなることが予想されます。このような状況下で、東急不動産は新たなパートナーとしてエムスリーと提携することを決定し、イーウェルの成長を目指すことにしました。

協業の具体的な内容



今後、東急不動産の開発・運営する施設とエムスリーの医療関連サービスを統合することで、サービス向上を図ります。具体的な取り組みとしては、施設を利用する方々に対する診療機会の提供や、海外からの宿泊者に向けた多言語対応のオンライン診療サービスの実施が挙げられます。この連携によって、より価値のあるヘルスケアサービスの提供を目指します。

企業概要



  • - 東急不動産株式会社
代表者:星野 浩明
所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目21番1号
事業内容:都市事業、住宅事業、ウェルネス事業等
URL:tokyu-land.co.jp

  • - 株式会社イーウェル
代表者:稲葉 章司
所在地:東京都千代田区紀尾井町3-6
事業内容:福利厚生サービス、健康支援サービス等
URL:ewel.co.jp

  • - エムスリー株式会社
代表者:谷村 格
所在地:東京都港区赤坂一丁目11番44号
事業内容:医療関連サービスのインターネット利用
URL:corporate.m3.com


このように、東急不動産とエムスリーの提携によって、イーウェルが提供するサービスの質が一層向上することが期待されます。今後の動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
東急不動産株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121

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