切り絵の世界
2025-11-27 15:20:00

京阪祇園四条駅で望月めぐみ展「京のかんばせ」を開催中

切り絵作家・望月めぐみ展「京のかんばせ」



京都の中心、祇園四条駅内にある「Kyoto Culture Lab in 祇園四条チカル」では、切り絵作家の望月めぐみさんの展示「京のかんばせ」が行われています。この展示は2025年12月7日まで続き、京都の歴史と文化が息づく作品の数々を楽しむことができます。

展示内容と意義



「京のかんばせ」というタイトルには、「かんばせ」が古語で“顔”を意味することから、京都の街の多様な表情や風情を捉えようとする意図が込められています。人の顔にその人の生き方が表れるように、京都の表情もまた、長い歴史の中で培われてきました。望月氏の切り絵は、この「京都の顔」を舞妓や歴史上の人物、新緑や紅葉などの自然の風景をテーマに、一枚の紙に光と影を巧みに刻み込む技法で描かれています。

今回の展示には、新作「舞妓」をはじめ、紫式部や大原女など、京都に根付いた人物を題材にした作品が数多く並びます。これにより訪問者は、ただ目で見るだけでなく、京都の文化の深みにも触れることができるでしょう。

制作実演やグッズ販売



展示期間中には、望月さん自身による制作実演も行われる予定です。日程は11月29日(土)、30日(日)、そして最終日である12月7日(日)の各日午後1時から5時まで。実演では切り絵の技術を目の前で見ることができ、その一瞬一瞬の緊張感を感じることができる貴重な機会となります。

また、舞妓をテーマにしたTシャツやポストカード、京都バス関連のグッズなども販売されており、訪問者はお気に入りのアイテムを見つける楽しみもあります。これらのグッズは展示の記念にぴったりです。

望月めぐみさんについて



望月めぐみさんは1978年に神奈川県横浜市に生まれ、2013年からは京都に活動拠点を移しました。彼女は東京学芸大学で美術工芸を学び、切り絵作家としてのキャリアをスタートしました。特に寺院や茶室といった伝統的な空間での大型インスタレーションに力を入れ、切り絵特有の美しさを最大限に引き出しています。

近年は、東アジアの神話や古代思想をテーマとし、歴史遺産を学ぶことで現代作品として再創出する試みを続けています。彼女の作品は、デジタル技術では再現できない紙の質感や透過美を際立たせており、見た人々の心に深い印象を残すことでしょう。

まとめ



望月めぐみ展「京のかんばせ」は、京阪電車の祇園四条駅にある「Kyoto Culture Lab」にて開催中です。この機会に、ぜひとも京都の文化を感じられる特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。新たな視点での京都を、切り絵を通して堪能してみてください。

会社情報

会社名
京阪電気鉄道株式会社
住所
電話番号

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