福山での世界バラ会議に向けてのカウントダウン
広島県福山市では、2025年の世界バラ会議に向けた特別な取り組みとして、学生たちが中心になりカウントダウンボードが設置されました。この取り組みは地元の広島県立福山工業高等学校の生徒たちによるもので、それぞれの学科の専門知識を活かした作品となっています。
カウントダウンボードの詳細
このカウントダウンボードは、「さんすて福山」の1階ローズガーデンに設けられ、地域住民や訪問者に向けて世界バラ会議までの日数を表示します。設置期間は2025年6月1日(日)までを予定していますが、場所や期間に関しては変更の可能性があるため、注意が必要です。
特徴と制作過程
カウントダウンボードの制作には約1年を要し、2023年12月から2024年11月までの間で完成させる予定です。サイズはW800×D800×H1300㎜と、訪れる人々の目を引く存在感を持っています。
このボードは、各学科がそれぞれの特色を活かし、以下のように分担して製作されています:
- - 機械科:土台の鉄板枠組みを担当
- - 電気科:カウントダウンを表示する電光掲示板
- - 建築科:木製ボード
- - 工業化学・染織システム科:ペットボトルのキャップをリサイクルしたバラの装飾
- - 電子機械科:アクリル板を加工した装飾
これにより福山の地域性を感じさせる工夫が随所に施されており、地元の技術と創造力を詰め込んだ作品です。
世界バラ会議の意義
世界バラ会議は、ばらを愛する生産者や研究者など約700名が世界各国から集まる国際的なイベントです。3年ごとに開催され、その目的はばらに関する知識の普及と交流を図ることです。2025年の第20回福山大会では、ばらの祭典「Rose Expo FUKUYAMA 2025」も予定しており、より多くの人々にばらの魅力を伝える機会となります。
福山市の魅力
福山市は、広島県の東南部に位置し、人口約46万人の人口を有する拠点都市です。美しい自然と温暖な気候が魅力であり、四季の移ろいを楽しむことができます。また、「ばらのまち」として知られ、100万本のバラが美しく咲き誇ります。
さらに、福山市には観光名所が多数あります。日本遺産に認定された「鞆の浦」や、築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ「明王院」など、歴史と文化に触れることができるスポットが魅力です。
今後の展望
福山市では、世界バラ会議の成功に向けて、地域全体が一体となる取り組みを進めています。カウントダウンボードを通じて、住民や訪問者が大会を身近に感じられるような環境を作ることで、更なる開催機運の盛り上がりを期待しています。福山の豊かな自然と誇るバラの文化が融合し、世界バラ会議が成功裏に終わることを大いに願っています。