新たなステージへ。VLCセキュリティアリーナと日立システムズの提携
VLCセキュリティアリーナと日立システムズエンジニアリングサービスが、2023年の初めにサイバーセキュリティ事業において戦略的な業務提携を結びました。この提携は、両社が持つ技術とリソースを活用し、セキュリティ人材の育成や、企業向けの包括的なサイバーセキュリティ対策を強化することを目的としています。
提携の背景
近年、サイバー攻撃はますます巧妙化しており、特に中小企業においてセキュリティの脅威が増しています。中小企業は、一部が持つリソースの不足から、適切な対策が取れないケースが多々見受けられます。このような状況下で、両社はそれぞれの強みを活かしたサービスを提供することによって、企業が抱えるセキュリティの課題を解決する手助けをすることを目指しています。
提携による具体的なサービス内容
今回の提携により、VLCセキュリティアリーナは日立システムズの持つ先進的なセキュリティソリューションを活用し、その一環である認証・アクセス管理などの分野に強化を図ります。一方で、日立システムズエンジニアリングサービスもVLCセキュリティアリーナの提供するサイバーセキュリティトレーニングや脆弱性診断など、専門的なサービスを取り扱うことが可能になります。このように相互にサービスを展開することで、各企業は顧客のニーズに対してより幅広い提案ができるようになります。
お客さまへのメリット
両社は今後も連携し、新しいサービスを共同で開発することで、お客様の持続的な成長と安全な事業活動を支えることを目指します。また、2027年度末までに3億円の売上達成を目指し、より多くの企業が安全なデジタル環境を享受できるよう努めていきます。
取締役のコメント
日立システムズエンジニアリングサービスの藤代取締役は、この提携について「中小企業が直面する深刻なセキュリティ課題に対して、実践的な対策をワンストップで提供できる体制を整えたことを嬉しく思います」と述べ、その意義を強調しました。
また、VLCセキュリティアリーナの伊倉取締役も「包括的な支援を提供できる体制が整った。これからも、お客さまのビジネスを守ると同時に、セキュリティ人材の育成に貢献したい」と抱負を語っており、両社の熱意が伺えます。
おわりに
サイバー攻撃のリスクが高まる現代において、企業は効果的なセキュリティ対策を講じる必要があります。VLCセキュリティアリーナと日立システムズエンジニアリングサービスの提携は、まさにその時代の要請に応えるものであり、今後の展開に大いに期待が寄せられています。企業のDX推進やセキュリティ改良のために、両社がどのような新しいサービスやソリューションを提供していくのか、注目が集まります。