2025年9月、いよいよ大阪・関西万博が幕を開けます。注目すべきは、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドが出展する「関西パビリオン」内の和歌山ゾーン。このゾーンでは、ジャイアントパンダのキャラクター「すみれ」が登場し、未来を考える貴重なイベントが行われる予定です。
期間は、2025年の9月20日(土)から22日(月)までの3日間。会場では、竹あかりの演出が施された空間が広がり、美しい光の演出が訪れる人々を迎え入れます。竹あかりは、竹の穴を開ける制作に白浜町の小中学生が参加しており、彼らが込めた思いが詰まっています。
竹あかりのデザインは、演出家の池田親生氏によるもので、その作品は「MARU」と名付けられています。この作品は「すべて正解・縁・令和・ONE」がテーマで、個々の穴が集まり全体を形成することで、参加者に感動をもたらすものです。これにより、未来の「いのち」や「生物多様性」といったテーマが視覚的に表現されています。
竹あかりの展示は、午前9時15分から午後9時まで行われ、多くの人々にその美しさを楽しんでもらうことができるでしょう。さらに、毎日実施される参加型プレゼンテーションでは、キャラクター「すみれ」が来場者とともに未来について考える時間を持ちます。このプレゼンテーションは、富田小学校や南白浜小学校など、地域の学校との連携のもとで行われるため、地域の子どもたちともふれあうことができます。
「いのち・生物多様性・未来のSmile」というテーマに基づき、「すみれ」と一緒に未来を見据えた考察を行うことで、参加者が自らの思考を深め、持続可能な社会のあり方を模索するきっかけになるでしょう。
この取り組みは、アドベンチャーワールドが掲げる「SDGs宣言・パークポリシー」にも通じています。彼らは、「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所」として、生物多様性の保存と環境問題に対する重要性を広めています。また、里山の荒廃を防ぐために、竹を伐採して動物たちの食事に利用する「パンダバンブープロジェクト」を推進し、自然資源の循環を目指しています。
万博に出展するアドベンチャーワールドは、このように地域とのつながりを大切にしつつ、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿ったメッセージを届けます。来場者は、光り輝く竹あかりの中で、「すみれ」とともに100年後の未来を見据え、持続可能で幸福な社会について共に考えることができる特別な機会を得られるのです。
ぜひ、2025年の大阪・関西万博で「すみれ」に会いに来て、未来への思いを育んでください。入場には事前予約が必要ですが、皆さんの参加を心からお待ちしています。ここでしか得られない体験を通じて、自分自身の未来への想いをさらに広げるチャンスです。