シコー株式会社、山口製造部にパレタイザーを導入
シコー株式会社(本社:大阪府大阪市、代表:白石忠臣)は、グループ会社の三栄紙工株式会社山口製造部に新しいパレタイザーの導入を発表しました。この革新的な設備の導入は、2025年4月を見込み進められる予定です。
パレタイザーは、製造された米麦袋の束を自動でパレットに積み上げる機械で、これにより作業の省力化を図れます。米麦袋の生産は非常に重要な工程であり、この設備を取り入れることで工場全体の生産性の向上が見込まれています。
生産性向上への取り組み
山口製造部は主に米麦の紙袋を製造しており、印刷から製筒、底貼りに至るまでの工程をインライン化することで、高い生産効率を誇っています。過去にも2021年に自動梱包機を導入し、さらなる生産能力の向上を実現しました。
パレタイザーの導入により、米麦袋の製造過程において国内でもトップクラスの生産効率が期待されています。シコーでは、より革新的な技術を追求し続け、ユーザーに安心感を提供できる製品開発に注力しています。
ドローン活用の試み
パレタイザーの導入に合わせて、山口製造部ではドローンを使用して製造現場の様子を撮影し、シコーの公式YouTubeチャンネルで公開する予定です。これにより、製造プロセスを透明化し、より多くの人々に安心して利用してもらえるよう努めています。視聴者には、米麦袋がどのようにして生産されているのかを理解していただくことを目指しています。
市場への対応
近年、米麦袋の市場は縮小傾向にある一方で、シコーは「山口製造部は米麦袋の生産性を高め続ける」という強い方針を掲げています。米の生産ラインの稼働は3月から9月までと限られているため、労働力の確保が課題となっています。それでも、パレタイザーの導入によって、効率的に生産を行うことが可能になるでしょう。
市場が変化する中、包装の形態にも影響が及ぶ可能性がありますが、シコーは米麦袋の重要性を認識し、その生産に投資を続けています。時代のニーズに応じて、さらなる設備投資を行うことで、高い生産効率を維持し、競合他社と差別化を図っています。
代表取締役社長のメッセージ
シコー株式会社の代表取締役社長、白石忠臣は、「包装で創るストレスフリーな世界」をビジョンに掲げています。このビジョンに従い、2022年に開発した自動梱包機の導入を皮切りに、パレタイザー設置に至ります。彼は、労働力不足に対応しながら工場の環境整備や生産性向上を推進していく決意を表明しています。
また、YouTubeを通じて、自社の製造現場の活動を発信することで、より多くの人々にその取り組みを広められるよう努めていく考えを示しました。
シコー株式会社の概要
シコー株式会社は、食品や化学品を含む産業用の包装資材を製造・販売しており、顧客の期待に応える製品を提供しています。公式ウェブサイトでは、詳細な情報を掲載しているので、ぜひ訪れてみてください。
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