日本の国際的好感度と魅力を探る調査
アウンコンサルティング株式会社(東証スタンダード市場:2459、本社:東京都千代田区)は、世界14の国と地域で行った親日度調査の結果を発表しました。この調査は、日本に対する好感度や訪日意欲を測定するもので、特に「食」と「歴史文化」が国際的に評価されています。
調査概要
調査は2025年5月8日から13日の間に実施され、対象国には韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、イギリスが含まれています。調査対象者は20歳以上の男女で、各国の様々な視点から日本を評価しています。
日本への好感度の傾向
結果は、日本に対する「大好き」または「好き」という回答が、14カ国中10カ国以上で約90%に達し、特にインドネシアとフィリピンでは100%という高評価を獲得しました。この背景には、日本との貿易や人的交流が密に行われていることが影響していると考えられます。
一方、中国での「嫌い」「大嫌い」とする意見は40%に達していますが、前年比での改善が見られ、好感度向上の兆しが窺えます。特に韓国においても「嫌い」「大嫌い」とする回答が減少し、関係改善に関する動きが影響を与えていると推測されます。
日本の魅力 - 食と文化
調査の中で多くの国々が日本の魅力として挙げた項目は「料理」、「四季の風景」、「商品の質」、「歴史文化」などです。特に「日本食」が各国で20%以上の支持を得ており、日本食文化の推進が国際的に広まっていることがわかります。欧米やオーストラリアでは「歴史文化」への関心も高く、日本独自の文化的側面が魅力となっていることが影響しています。
訪日希望都市の人気
旅行希望地に関する調査結果によると、「東京」が全ての国で人気の旅行先として挙げられ、特にアメリカやインドでは30%以上の支持を得ています。大阪や京都も同様に人気があり、都市観光の需要が根強いことが示されています。また、北海道は自然や食文化への関心から高い支持を集めており、沖縄もリゾート地として訪問希望があります。
日本旅行の不安要素
訪日前に感じる不安として、「言葉の壁」と「災害リスク」が共通の課題として多くの国で挙げられています。言語については、店員とのコミュニケーションが難しいという不安が見られ、災害に関する情報提供の充実も求められています。
情報源 - Googleが主流
日本の観光地を探す際の情報収集において、Google Mapや検索エンジンが主流であることが改めて確認されました。特に検索エンジンを利用した情報収集が多く、インドやイギリスでは信頼性のある情報源として観光局の公式発信も注目されています。
まとめ
アウンコンサルティングの調査は、日本の持つ国際的な魅力を改めて浮き彫りにし、訪日観光の促進につながる示唆を提供しています。食文化や歴史といった側面が多くの国で高く評価されており、今後の訪日プロモーションの強化にはこれらの要素を更に活かしていくことが重要です。