子どもたちの可能性を広げる「こども建築塾」
近年、建築業界では人手不足が深刻な問題となっています。特に、一級建築士の7割が50代以上という現状は、未来の建築士を育てる必要性をますます強くしています。株式会社類設計室は、そんな状況に立ち向かうため、若い世代に向けたプロジェクト「こども建築塾」を開催します。このイベントは、10月25日(土)と26日(日)の2日間にわたり、東京本社の「Soil」で行われます。対象は小学4年生から高校3年生で、建築の基礎や魅力を体験を通じて学ぶことができます。
イベントの概要
「こども建築塾」は、二つのテーマで構成されています。第一日目のテーマは「自分たちが住みたい模型を考えよう!」です。受講生は、自分の理想の住まいをイメージし、模型を考えることで創造力を育むことができます。二日目には「等身大の模型を制作してみよう!」というテーマのもと、完成した住まいの模型制作を行います。実際に手を動かすことで、建築の楽しさや難しさを実感できる内容となっています。
イベントは各日に40名の定員で、参加費用は25日が6000円、26日が8000円となっています。両日とも先着順での受付となり、申し込みは
こちらのリンクから行えます。
教育と設計の両輪で未来を創る
株式会社類設計室は、1972年に設立され、多くの教育・研究施設の設計を手がける実績を持つ会社です。最近では、東京都中央区にある図書館「本の森 ちゅうおう」が2023年度グッドデザイン賞を受賞したほか、教育事業「類塾プラス」を50年間運営してきた経験があります。これらの実績をもとに、建築だけでなく教育の面でも、子どもたちの成長を支えることを目指しています。
特に、デジタル技術の進化により、今の子どもたちには理工系のスキルが求められています。そこで「こども建築塾」では、デジタルとリアルの両方を体験しながら、自ら考え行動する力を育成します。米国ではデジタル人材が不足するとの報告もあり、未来の建築士に必要なスキルを早期に身につける機会を提供します。
豊かな土壌で育まれる創造力
東京本社の3階に新設された「Soil」は、設計事務所の工房として設計や事業の新たなアイデアを生み出す拠点です。ここでは、社員が手を動かし、試行錯誤を重ねることで初めて得られる創造の場を提供します。また、地域との共創を促進し、新たな価値を創造する役割も果たしています。
「こども建築塾」は、ただの学びの場ではなく、子どもたちが未来の建築士として成長するための第一歩となるでしょう。参加することで、子どもたちは新たな夢や目標を見つけることができるはずです。興味のある方は、ぜひご参加を検討してください!
最後に
建築に興味を持つ子どもたちが集まるこの場で、新たな知識やスキルを身につけるチャンスです。手を動かしながら学ぶことで、建築の楽しさや魅力を実感し、未来の可能性を広げる貴重な経験を得ることができます。ご興味のある方はお早めにお申し込みください!