環境を考えた新たな一冊『ばななノート ブラック』
新たに登場した「ばななノート ブラック」は、廃材とサステナブルなインクを利用したリサイクルノート。本製品は、印刷用インクの都インキ株式会社(大阪府)とチラシ印刷専門のダイトクコーポレーション(石川県)が共同開発したものです。以前から存在していた「ばななノート」を更にエコにブラッシュアップしたものであり、2014年にはいしかわエコデザイン賞を受賞するなど、環境への取り組みが評価されています。
製品誕生の背景とアイデア
「ばななノート」は、2人の子供を持つ女性社員のアイデアをヒントに誕生しました。試し刷りで出る色付きの更紙や製本テープの端材、さらにはアルミ製品の緩衝材として使われていたボール紙など、通常なら廃棄される材料が再利用されています。今作「ばななノート ブラック」では、SDGsに積極的に取り組んでいる都インキ株式会社が呼びかけ、さらに環境意識の高い製品づくりに挑戦。廃棄されたインクを資源として活用するサステナブルブラックインクを使用しており、これにより新たな価値を生み出しています。
ユニークな製本スタイル
「ばななノート ブラック」は、B4判とB5判の2種類で展開されています。針金を使わずに紙の「のど」部分を接着剤で製本しているため、必要に応じて一枚ずつ破り取って使えるのが特徴。お絵描きや手紙作成、紙飛行機、切り紙など、その用途は多岐にわたります。
再利用された特徴的な用紙
ノートの本文には、もともと印刷の過程で廃棄されるはずだった色付きの用紙が使用されています。これにより、わら半紙のような懐かしい手触りを持ち、持つ人に温もりを感じさせる仕上がりです。
また、サステナブルブラックインクは、もともと産業廃棄物とされていたインクを再利用しており、1トンの廃棄インクから約2.17トンのCO2削減が可能です。この取り組みは環境保護にも大きく寄与しています。
ハンドメイドで温もりを
「ばななノート」は、金沢市内にある知的障害者施設にて手作業で製本されます。すべてが手作業で生産されるため、大量生産は難しく、仕上がりが一般的なノートほど完璧ではない点も魅力の一つ。温かみのある風合いが、人々の心を和ませます。
購入方法
このユニークなノート「ばななノート ブラック」は、こちらから購入することができます。リンク:
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会社概要
都インキ株式会社は、大阪府大阪市に本社を置く開発型の印刷用インクメーカーです。業界最高水準のバイオマス原料を配合し、抗菌や防カビ・防ウイルスに対応したインクなども開発しています。
株式会社ダイトクコーポレーションは、石川県金沢市にあり、環境に配慮した印刷業務に取り組んでいます。環境推進工場、グリーンプリンティング工場としての認定を受けており、CSR活動にも積極的です。