立命館がCoupaを導入し購買業務のデジタル化を進める
学校法人立命館は、教育分野での業務効率化を目指して、クラウド型支出管理プラットフォーム「Coupa」を本格的に導入します。これは、ペーパーレス化や業務プロセスの自動化を通じて、運営のデジタル化をさらに推進するための重要なステップです。
導入の背景と目的
立命館は、北海道から大分まで、全国に広がる複数のキャンパスを持つ総合学園で、約5万人の学生・生徒・児童が学んでいます。2030年に向けた「学園ビジョン R2030」を策定し、業務効率化に向けた取り組みを行っています。中でも、特に業務負荷が高い購買領域での改革は、教育と研究に使えるリソースを増やすために欠かせない要素です。
そこで、立命館はデジタルプラットフォームの導入を視野に入れ、Coupaを選定しました。この選定には複数の理由があり、その一つは、サプライヤーがコスト負担なしに使用できる利点です。また、学校法人特有の会計基準にも柔軟に対応できる点が評価されました。
Coupa導入の具体的な効果
Coupa導入後、立命館にはすでにさまざまな効果が現れています。たとえば、発注書や請求書の電子化が進んだことで、200万枚以上の紙の使用が削減されました。これは、ペーパーレスで環境にも配慮した業務運営を実現するための大きな一歩となっています。
さらに、Coupaによる業務の自動化が促進され、手作業で行っていた証憑チェックや科目点検業務が大幅に軽減されました。これにより、業務プロセスの可視化や点検性の向上にもつながりました。
今後の展望
今後は、教員にもCoupaを広め、蓄積されたデータを元にさらなる業務効率化と支出の最適化を図る方針です。これにより、立命館はますます効率的で効果的な運営を進めていくことでしょう。
Coupaについて
Coupaは、AIを活用した総支出管理のリーダーで、世界中の多数のバイヤーとサプライヤーのネットワークを通じて、シームレスな購入プロセスを実現しています。詳しい情報は公式サイトcoupa.co.jpを参照ください。SNSでもCoupaをフォローすることができます。
立命館とCoupaの連携は、今後の教育機関のデジタル改革の一環として注目されます。今後も彼らの取り組みに注目し、さらに見守っていきたいと思います。