長野県 文楽 SUWA×文楽 八重垣姫 諏訪市

伝統芸能「文楽」が諏訪湖畔に！「SUWA×文楽2024」がクラウドファンディングを開始

長野県諏訪地域を拠点とする一般社団法人大昔調査会は、地域文化を広く伝えるため、文楽の屋外無料公演を計画し、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて資金調達を開始しました。

「SUWA×文楽」は、2022年に諏訪社神宮寺由来の寺院の仏像や寺宝を一斉公開した「諏訪神仏プロジェクト」の関連イベントとしてスタートしました。岡谷市の古刹、照光寺で上演された人形浄瑠璃文楽『本朝廿四孝 奥庭狐火の段』は大きな話題となり、2023年には再演、さらに諏訪清陵中学校での公演も実施され、子どもたちに伝統芸能を身近に感じてもらう機会を提供しました。

2024年には、照光寺での公演に加え、物語の舞台となる諏訪湖を背景に、屋外での無料公演と映像化を目指します。諏訪湖畔の臨場感あふれる会場で、文楽協会の技芸員が、恋する八重垣姫が凍った諏訪湖を翔け抜ける一大スペクタクルを披露します。

このプロジェクトは、多くの人に諏訪地域の魅力を体感してもらうだけでなく、観光促進、未来を担う子どもたちへの文化継承、諏訪湖環境保全への意識醸成にも貢献することを目指しています。

クラウドファンディングで実現する3つの公演

① 諏訪湖奉上文楽公演

諏訪大明神と諏訪湖に捧げる特別な文楽公演。八重垣姫が駆け抜けられるほど厚い氷が張っていた「御神渡り」現象は、近年は地球温暖化の影響で観測されていません。諏訪湖の浄化と環境保全、地域発展の願いを込めて文楽を奉納します。

日時：2024年10月26日（土）時間未定
会場：諏訪湖畔公園　特設屋外ステージ（長野県諏訪市）
演目：人形浄瑠璃文楽『本朝廿四孝 奥庭狐火の段』
出演：吉田勘彌氏ほか文楽協会所属技芸員 / 八剱神社 宮坂清宮司
料金：無料

② 照光寺奉上文楽公演

武田勝頼由来の秘仏・諏訪大明神本地仏「千手観音」に捧げる特別な文楽公演。照光寺の本堂で、勝頼も登場する『本朝廿四孝 十種香の段』より名場面を奉納します。

日時：2024年10月25日（金）時間未定
会場：真言宗智山派 城向山瑠璃院 照光寺　本堂（長野県岡谷市）
演目：人形浄瑠璃文楽『本朝廿四孝 十種香の段』より（そのほか人形解説など企画を予定）/声明
出演：吉田勘彌氏ほか文楽協会所属技芸員
料金：クラウドファンディング支援者限定

③ アーカイブ映像の制作

諏訪大明神と諏訪湖に捧げる特別な文楽公演を映像化し、無料で使用できる観光PR映像として、地域の未来を担う子どもたちの学習素材として活用します。

クラウドファンディングプロジェクト概要

プロジェクトタイトル：SUWA×文楽2024｜物語の舞台・諏訪湖に捧げる待望の無料公演へ
募集期間：2024年7月1日(月)9時～8月23日(金) 23時
目標金額：300万円
プロジェクト形式：All or Nothing・購入型
* URL：https://readyfor.jp/projects/suwabunraku

支援者へのリターン

映像クレジットへの名前掲載、限定の手染め八重垣姫御朱印、照光寺奉上文楽特別ご招待など、魅力的なリターンが用意されています。

伝統芸能と地域の未来を繋ぐ

「SUWA×文楽2024」は、伝統芸能を地域活性化に活かす、素晴らしい試みです。クラウドファンディングを通じて、多くの人がこのプロジェクトに参加し、伝統芸能と地域の未来を繋ぐお手伝いをしませんか？