新たなリフォームの流れ、始まる
高齢化社会が進展する中で、快適で安心な住環境を構築することが求められています。その中で、株式会社ツクイとヤマダホールディングスが共同で開発した新しいリフォームブランド「YELLONE HEART(エールワン ハート)」が注目を集めています。このブランドは、将来を見据えた"予防型リフォーム"を提案し、自立した生活を支えるための新しい住環境の整備を目指しています。
共同開発のコンセプト
「人生100年時代」と呼ばれる現代、多くの方が自宅での生活を望んでいるものの、実際には病気やけがが発生しないと住環境の見直しが行われないことが多いのが現実です。ツクイは、介護サービスを提供する中で、転倒や身体機能の低下などのリスクが高まることを実感してきました。そのため、身体機能が維持されている段階から住環境を整える必要性を強く感じ、本プロジェクトに取り組みました。
新発売のバスリフォームパック
今回の第一弾として発売される「YELLONE HEART ツクイコラボ特別モデル」は、理学療法士が監修した戸建て用バスリフォームパックです。高齢者にとって浴室は転倒やヒートショックのリスクが特に高い場所。したがって、このリフォームパックでは、以下のような特長が盛り込まれています:
1.
入浴時の安全性を考慮した浴槽設計
浴槽のまたぎ込みの高さを39cmに設定し、足を高く持ち上げる負担を軽減。一体化された「足止めストッパー」や「浴槽フチ」のデザインにより、安心して入浴できる環境が提供されます。
2.
ヒートショックリスクの軽減
断熱構造が施された浴室には、高性能な浴室暖房換気乾燥機が装備されており、温度変化を和らげ、高齢者が安心して入浴できる環境を実現します。
3.
手すり設置位置のサポート
理学療法士が推奨する手すりの設置位置について詳しく解説し、個々の身体に合わせた最適な位置を提案します。これにより、安全性が高まり、入浴時の自立を促進します。
新たな価値創造に向けて
ツクイの専門職である理学療法士の知見は、介護サービスだけでなく、住環境の整備や新商品の開発など、幅広い分野での活用が期待されています。今回の取り組みは、介護現場での豊富な経験を基に、社会課題の解決へ向けた新しい挑戦でもあります。
ツクイとヤマダホールディングスの今後の展望
今後、ツクイは介護サービスだけでなく、医療や介護保険外サービスも手掛け、より多様な支援体制を整えていく計画です。そして、ヤマダホールディングスとの協業を通じて、住まいと介護、生活支援を一体的に結びつけ、新たな価値を社会に生み出していくことを目指しています。
企業情報
ツクイは1983年に介護事業を開始し、全国に560拠点を持つ企業です。介護事業を基盤に、リースや人材、IT事業なども展開しています。一方、ヤマダホールディングスは、日本最大級の家電量販店グループで、"くらしまるごと"をコンセプトに様々な商品とサービスを提供し続けています。
このように、ツクイとヤマダデンキの連携は、超高齢社会における新たなリフォームの概念を形にする重要な取り組みです。今後も両社の活動から目が離せません。