デジタルバイオマーカーの未来を切り拓く
株式会社テックドクターは、デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の質問票機能(ePRO)を強化しました。この改善により、ユーザーはより簡単に回答できるようになり、研究の質が向上することが期待されています。特に、医療や製薬、食品関連企業、さらには研究機関での活用が進む中、この機能の改善は重要なステップです。
SelfBaseとは
「SelfBase」は、複数のウェアラブルデバイスや医療機器と連携し、医学的知見を基にしたデータ解析を行うことを目的としたプラットフォームです。2020年より運用が開始され、60社を超える企業で導入される実績を誇ります。このプラットフォームは、CSVガイドラインに準拠したクラウド上で運用されており、利用者は長期間にわたり取得した膨大なデータを簡単に管理し、解析することができます。
質問票機能の詳細
SelfBaseの質問票機能には、ユーザーが簡単にCSVファイルをアップロードすることで質問票を作成でき、またラジオボタンやプルダウンメニューなど多彩な入力形式に対応しています。これにより、ユーザーは自己の健康状態を定期的に記録し、研究に役立つ主観的評価を収集できます。
改善された質問票機能
新たな改善点として、参加者は常に自分の回答状況を把握できる「質問票の一覧画面」が導入されました。これにより、未回答の質問票を見逃すことなく、正確にデータを入力することができます。また、メールアドレスの提供を必須としないため、研究条件に対しても柔軟に対応できるようになりました。
ePROの意義
ePRO(電子的患者報告型アウトカム)は、患者から直接得られる健康状態に関するデータを指します。このデータは、医療従事者の解釈を介さず、患者自身の意見として貴重な意味を持ちます。最近、日本国内での導入試験数が急速に伸びており、今後もさらなる拡張が見込まれます。
今後の展望
テックドクターは、SelfBaseを通じたデジタルバイオマーカーの研究支援を一層強化していく意向です。これにより、ウェアラブルデバイスを活用した研究に取り組む企業や研究者に、さらなる支援を提供する準備を整えています。詳細な情報やお問い合わせは公式ウェブサイトから受け付けています。
会社概要
テックドクターは、「データで調子をよくする時代へ」を掲げ、デジタルバイオマーカー開発プラットフォームSelfBaseを展開しています。医学的視点とデータ解析の技術力を融合させ、より多くの人々に健康とウェルビーイングの向上に貢献することを目指しています。