ExpEtherボード新製品
2021-03-29 10:00:04

アドバネットとNECが共同開発したExpEtherボードの新製品が登場

アドバネットとNECが共同開発した最新ExpEtherボード



2023年、アドバネットと日本電気(NEC)は、画期的な技術を活用した新しいExpEtherボード、具体的にはExpEther HBA PCI ExpressアドインカードおよびCompactPCIボードを共同開発しました。この2つの製品は、PCI ExpressとCompactPCIをイーサネット通信を通じて接続できる新しいソリューションです。

これまで、PCI ExpressとCompactPCI間の直接の接続は難しかったのですが、ExpEtherの技術を用いることで、イーサネットケーブルを介して効果的に連携させることができるようになりました。これにより、従来の接続方法に比べて構造がシンプルになり、広範囲にわたるデバイスの接続が可能となります。

革新的な接続方式



アドバネットのExpEther製品を利用することで、従来の厳しい制約から解放され、BOX PCなどへの追加デバイスを標準的なイーサネット網を通じて柔軟に接続できます。これにより、コンピュータ筐体の拡張や複雑なシャーシのスタッキングが不要になり、ユーザーはより自由にシステムを拡張できます。接続距離は最大1kmに及ぶため、様々な場面での応用が期待されます。

IoTソリューションの強化



さらに、アドバネットは自社のIoTソリューション「Everyware IoT」を通じて、安全なデバイス管理を可能にしています。このプラットフォームは、IoTデバイスの管理、エッジフレームワーク、ビジネスアナリティクスとの接続を支援し、ユーザーが必要なデータを効率的に活用できる環境を整備します。

デジタルトランスフォーメーションの促進



ExpEtherの開発は、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速するために重要なステップであり、特に製造業界においては、ターニングポイントとなるでしょう。NECの門井忠茂部長は、ExpEtherの特性を活かすことにより、高性能な画像認識ボードやAIプロセッサを大型製造装置に導入することが可能になり、生産性向上に寄与すると述べています。

同様に、アドバネットの社長ルドヴィコ・チフェッリ氏は、日本のデジタルトランスフォーメーションを促進するための共同開発を誇りに思い、企業の既存のインフラを大きく変えることなく、新しい拡張メソッドを提供できることを重要視しています。

アドバネットの企業理念



アドバネットは1981年に岡山で設立され、半導体製造から交通インフラ、医療機器、通信機器と幅広い分野で活動しています。2007年からユーロテックグループの一員として、技術ポートフォリオをエッジコンピューティングやHPECソリューションに拡大し、複雑な課題に対して高信頼のプロフェッショナルサービスを提供しています。

新しいExpEtherボードの発表は、デジタル社会の進化に向けた重要な一歩であり、今後の展開に期待が寄せられています。デジタル技術を活用した新しいソリューションが、企業や社会全体の進化をどのように支えるのか注目です。

PR動画



興味のある方は、YouTubeでExpEtherのPR動画をご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社アドバネット
住所
岡山県岡山市北区田中616-4
電話番号
086-245-2861

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