絵本作家、菊田まりこ氏による人気の絵本シリーズ『いつでも会える』から、新たに『ぼくのとなりには』と『君はわらうかな』が同時に発売されます。今回の2冊は、ヒューマンな感情を描き出し、読者に心の奥深く響くメッセージを届けてくれる作品です。
『ぼくのとなりには』の魅力
『ぼくのとなりには』は、好きなものも嫌いなものも同じ2人の主人公が描かれています。彼らはかつては無二の親友だったのですが、ある日小さなことでケンカをしてしまいます。そんな時、彼らが相手を思いやることで見えてくる新たな価値観や、心の接点を探る過程が描かれています。一見するとシンプルなテーマですが、この絵本は友情の深さや、相手を理解する難しさを思い起こさせます。
物語の中で、異なる価値観を持つ人々と出会うことで、主人公たちがどのように成長していくのかが見どころです。また、絵本としてのすっきりしたビジュアルが、物語の温かみを一層引き立てています。
『君はわらうかな』のストーリー
次に紹介する『君はわらうかな』は、うさおくんとうさこちゃんが中心となる愛らしい物語です。この物語では、うさおくんが「もし翼があったら、どこへ行く?」と問いかけるところから始まります。空や海へ飛ぶ夢を思い描く中、いつもそばにいてほしいという願いが絡み合い、視覚的にも感情的にも心温まる物語に繋がります。
絵本はシンプルな線と色使いが特徴的で、深いテーマを効果的に表現しています。うさおくんの問いは、普通の日常の中に潜む思いやりや愛情を感じさせ、読者にその温かさを伝えます。
絵本の魅力
両作品は、子どもだけでなく大人にも響く内容となっており、世代を超えて愛されることでしょう。心の絆や友達との関係の大切さ、そして愛が持つ力を織り交ぜた物語からは、普遍的なテーマが感じ取れます。 読者は自分自身の経験を重ねながら物語に浸ることができ、心が豊かになることでしょう。
発売詳細
この2冊は、2025年9月3日(水)にMOE BOOKSから同時に発売されます。それぞれの絵本は48ページで、対象年齢は3歳以上です。定価は各1100円(税込)で、ISBNコードは『ぼくのとなりには』が9784592763789、『君はわらうかな』が9784592763796です。
著者紹介
著者の菊田まりこ氏は、東京都出身の絵本作家であり、グラフィックデザイナー、イラストレーターでもあります。1999年には『いつでも会える』がボローニャ国際児童図書展で特別賞を受賞しており、数々の作品を発表してきました。絵本を通じて伝えたいメッセージをしっかりと受けとめながら、これからも多数の絵本を魅力的に展開していくことでしょう。
これからもこの感動を多くの読者に届けるために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。お子さんとの時間を豊かにする一冊となること間違いなしです。