業務用ドローンシミュレーションの新境地、GlobeXplore Pro
株式会社ozora(東京都、代表取締役:高橋元)は、業務用ドローンシミュレーションソフト『GlobeXplore Pro』の正式リリースを発表しました。このソフトは、実際のドローンやカメラの環境をバーチャルに再現し、撮影計画や飛行ルートの下見を行うための強力なツールです。
新たなシミュレーションの可能性
『GlobeXplore Pro』は、さまざまな3D地形データを活用し、ユーザーは現地に行くことなく効率的な撮影プランを作成できます。また、今後実装予定の屋内・細部を含む3Dデータのインポート機能を使うことで、より高度で実践的なシミュレーションが可能になります。これにより、ドローン撮影にかかるリスクやコスト、時間を大幅に削減できることが期待されています。
開発の背景
高橋元氏は21歳で、ドローンを使った映像制作やソフトウェア開発、パイロット育成を行う株式会社ozoraを設立しました。彼が2019年にオーストラリアでFPVドローンに触れたことがきっかけとなり、国内未発売のドローン情報を発信するためにクラウドファンディングを実施。その後、N高等学校に編入し、学内でドローンコミュニティを立ち上げるなど、若い世代がドローンに触れやすい環境の整備に尽力してきました。こうした経験から生まれたのが、初心者でも楽しめるドローン操縦のゲーム『GlobeXplore』で、その評価を受けて、業務向けのシミュレーションソフトウェア『GlobeXplore Pro』の開発へと発展しました。
GlobeXplore Proの主な機能
『GlobeXplore Pro』では、以下のような機能を搭載しています:
ドローン機体やカメラの画角を正確に再現し、高度や速度も実機同様に表示。現地に行かなくても最適な機材を選定できます。
実際の太陽光の変化や天候を再現し、日の出や日の入りの影響を事前に把握できます。
今後はCADやフォトグラメトリのインポート機能が実装され、ユーザー自身で3D環境をカスタマイズ可能になっていきます。
効果的な活用シーン
『GlobeXplore Pro』の導入により、ロケハン作業は大幅に効率化され、補助者の配置や機材選定を現地に赴くことなく事前に確定できます。このシステムにより、移動や調整にかかる時間やコストが劇的に軽減されます。また、クライアントとのコミュニケーションも円滑に行え、リアルタイムでのビジュアル提示によって「現場へ行ったらイメージと違った」というリスクも軽減できるのです。
現在、20社以上が『GlobeXplore Pro』を導入しており、都内の空撮やライブ撮影の現場での活用事例が数多く報告されています。今後は導入企業の声や事例も公開予定です。
プランと先行体験情報
『GlobeXplore Pro』はサブスクリプション方式で提供され、機能追加やオプションプランは随時実装予定です。興味のある方は、Webセミナーやデモイベントを通じて先行体験したり、協同パートナーとして機能拡張に協力する機会もあります。詳細は公式サイトで確認できます。
\[公式サイト\]
https://gxpro.app/
株式会社ozoraについて
株式会社ozoraは、2022年12月に設立され、高橋元氏が代表を務め、ドローンを活用した映像制作や教育など幅広い事業を展開しています。