Exotecが創立10周年を迎え、物流革命をリードする
フランスのパリで2015年に設立されたExotecは、2024年には累計売上が10億ドル(約1,500億円)を超え、倉庫自動化分野で急成長を遂げています。その象徴ともいえる主力製品「Skypodシステム」は、すでに200以上の顧客拠点で導入され、1万台以上のロボットが世界中で活躍しています。これまでの10年間で、ExotecはSkypath®コンベヤーやDeepsky®倉庫管理ソフトウェアなど、エンドツーエンドの自動化ソリューションを展開し、顧客の多様な物流課題に応え続けています。
Skypodシステムの革新性
Exotecの共同創業者であるロマン・ムーランとルノー・ハイツは、導入の容易さや拡張性に優れたSkypodシステムを開発しました。このシステムは、従来の自動化ソリューションが直面していた「初期投資の負担」や「柔軟性の欠如」といった問題を解決するために設計されています。モジュール型のAS/RS(倉庫自動化ソリューション)により、企業は初期投資を抑えつつ、必要な規模からの導入が可能です。そして、業務量の増加に応じてシステムを拡張できるため、効率的かつ経済的な流通戦略を実現しています。
倉庫業界にもたらした影響
Exotecのテクノロジーは、10年間で倉庫のオペレーションを大きく進化させました。具体的には、10,000台以上のロボットが導入されたことで、93億8千万サイクル以上の処理が行われました。これにより、倉庫作業員の歩行距離は9,000万キロメートルも削減され、月と地球を119往復する距離に相当します。これらの効率化が、業界最高水準の処理能力と精度をもたらし、迅速な配送やピッキングミスの削減に貢献しています。
共同創業者の見解
Exotecのロマン・ムーランCEOは、設立当初からのビジョンを振り返り、「10年前、私たちは倉庫業務の非効率性を解消することを目指しました。本日の節目は、我々の成長と顧客の信頼の証です。さあ、新しい10年に向けて、顧客の求めるのは部分的な製品ではなく、完全に統合されたソリューションです。私たちはそのパートナーとして、全体最適化を目指します」と述べています。
パートナーシップと未来へのビジョン
Exotecは、特にE80グループなどの技術パートナーシップを通じ、様々な業界のニーズに応じたソリューションを提供しています。これにより倉庫内の効率化だけでなく、サプライチェーン全体の最適化も実現しています。将来的には、インテリジェント・サプライチェーンの先駆者として、グローバル規模での拡大を計画しています。
会社概要
Exotecは、グローバルな倉庫自動化ロボティクス企業であり、数多くの世界的ブランドの業務を支援しています。革新的なハードウェアとソフトウェアを融合させることで労働条件を改善する洗練されたロボティクスを提供し、Gap、Carrefour、Decathlon、UNIQLOなどの業界リーダーに採用されています。詳しくは
Exotec公式サイトをご覧ください。