京急百貨店が横須賀で商業施設の運営を開始
京急百貨店(本社:横浜市港南区)が、いちご株式会社が運営する「いちご よこすかポートマーケット」のプロパティマネジメント(PM)業務を受託することが発表されました。このプロジェクトは、京急グループにとって外部の商業施設を担当する初めての試みであり、2026年3月1日から業務がスタートします。
横須賀における新たな展開
「いちご よこすかポートマーケット」は、神奈川県横須賀市新港町に位置しており、地元の特性を活かした店舗構成が特徴の商業施設です。ここは観光客だけでなく、地域住民の日常利用にも親しまれる場となっています。京急百貨店は、横須賀市が目指す「観光立市」の中核施設としての価値を高め、地域全体の活性化に貢献します。
京急百貨店は、物品のセレクトや集客企画、地域連携のノウハウを駆使し、地産地消のネットワークを最大限活用する方針です。この新しい取り組みは、三浦半島におけるフードエクスペリエンスの強化や来館者満足度の向上、地域との連携を深めることを目指しています。特に、観光客の誘致に焦点を当て、地域の魅力を発信する拠点として施設の魅力を高めていく計画です。
地域特性を活かした集客戦略
京急百貨店は、地域の交通網を活用した集客モデルを展開します。京急グループは、約100年にわたり三浦半島の人流と観光を支えてきた実績があります。このため、鉄道やバスの交通ネットワークを利用し、観光スポットとしての役割を持つ「いちご よこすかポートマーケット」を始点にした観光の回遊性を高めていく方針です。
また、特に注目されるのは、京急電鉄の「よこすか満喫きっぷ」利用者への特典です。施設内にはこのきっぷ利用対象店舗があるため、立ち寄りやすい環境が整備され、観光地としての機能強化が期待されています。
経営陣のコメント
京急百貨店の取締役社長、金子新司氏は、「地域マネジメントの考え方を取り入れた施設運営を基本方針として参ります。来館者視点で快適な環境づくりをすると共に、地域事業者や関係団体との連携で地域の活性化に寄与していきます」と述べています。
一方、いちご株式会社の執行役副社長である石原実氏は、このプロジェクトが横須賀市にとって観光立市の実現に向けた重要な拠点になるとし、京急グループとのパートナーシップを非常に喜ばしく感じていると語っています。特に、三笠公園のリニューアルや猿島航路の活性化といった地域の発展プロジェクトと組み合わせることで、三浦半島全体の成長に期待を寄せています。
まとめ
今回の「いちご よこすかポートマーケット」の運営開始は、地域振興だけでなく、京急百貨店にとっても新しい挑戦です。着実に地域のニーズに応じたサービスを展開し、地元経済を盛り上げていく努力が求められる中、この新たな試みがどのような成果を生むか、今後の展開に注目です。横須賀市全体が活性化し、地域住民や観光客に愛される商業施設となることが期待されます。