夏の東京で、文化の波が再び押し寄せる。コンテンポラリーダンス界で名を馳せる振付家、アレクサンダー・エクマンが創り出したダンスパフォーマンス『PLAY』が、パリ・オペラ座の名作として日本に上陸する。この作品は、エクマン自身が「遊び」というテーマを軸に創作したもので、初演が行われた2017年には、その斬新な発想とエネルギー溢れる舞台が観客を魅了し、多くの賞賛を集めた。
アレクサンダー・エクマンの世界観
エクマンは、2024年のパリ・パラリンピックの開会式でも振付を手掛け、その独自の視点を通して多くの人々の心を掴んだ。彼は『PLAY』の制作にあたり、「私自身、誰もが共感できるテーマを探求することが重要だと考えています。子供の頃は遊びが自然にできたのに、大人になると忘れてしまう。それを考えるきっかけを与える作品にしたかった」と語っている。
この作品は、第一幕で子供時代を連想させる自然な遊びが繰り広げられ、一方で第二幕では、大人になることで失われた「遊び心」が描かれ、観る者に深く問いかける。エクマンは、「遊びは時代を超越する永遠の欲求です。今この瞬間に遊ぶことで、私たちは幸せを見つけることができます」との思いを持っている。
多彩なパフォーマンス
『PLAY』では、43人の実力派ダンサーたちが登場し、縄跳びやゴムボールといったアイテムを駆使したダイナミックな演出が行われる。この生き生きとしたパフォーマンスは、観客に新たな驚きと喜びを与え、同時に深いメッセージ性を持つ作品へと仕上がっている。
また、エクマンと共に前作から参加している音楽家ミカエル・カールソン、衣装デザイナーのグザヴィエ・ロンズ、照明技術者トム・ヴィッサー、そして歌唱を担うカリスタ・“キャリー”・デイも、ダンスと音楽の融合を最大限に表現している。これにより『PLAY』は、目で見て楽しむだけでなく、心に響く体験となることを約束している。
日本公演の詳細
そんな『PLAY』が、ついに日本での公演を果たす。開催場所は新国立劇場・オペラパレスで、2025年7月25日から27日までの3日間、最高のパフォーマンスが繰り広げられる。チケットの価格は、S席29,000円からC席7,000円までと多様で、学生割引も用意されている。ぜひ、公式ウェブサイトやSNSで情報をチェックして、貴重な体験をお見逃しなく。
公式Website:
playoperadeparis.jp
公式Instagram: @playoperadeparis_jp
公式X: @playopera_jp
『PLAY』は、観客ひとりひとりの心に潜む「遊びたい」という純真な感情を呼び覚ます、特別な瞬間を提供することでしょう。この夏、東京で体感できる機会をお見逃しなく。