キウイフルーツの効果探求
2016-05-06 12:30:01

キウイフルーツの健康効果に関する国際シンポジウムがニュージーランドで開催

キウイフルーツの健康効果に関する国際シンポジウム



2016年4月12日から14日まで、ニュージーランドのタウランガで、世界各国から約200名の研究者やメディアが集まり、初となるキウイフルーツの健康効果をテーマにした国際シンポジウムが開催されました。このイベントは、ニュージーランドのリデット研究所が主催し、ゼスプリインターナショナルが後援して行われました。

シンポジウムの概要



シンポジウムには、世界16カ国から185名以上の専門家が参加し、様々な研究結果が発表されました。特に、消化器系や代謝疾患に関連する研究に焦点が当たり、キウイフルーツの健康効果が詳しく報告されました。

消化器系への影響



ニュージーランド・オタゴ大学のリチャード・ギャリー教授は、キウイフルーツが消化器系の健康に与える影響についての研究を発表しました。この研究では、特に便秘や過敏性腸症候群(IBS-C)に苦しむ成人を対象に行われた臨床試験の結果が示されました。参加者が毎日ゼスプリのグリーン・キウイフルーツを2個摂取することで、消化機能や便通頻度が大きく改善されたことが確認され、QOL(生活の質)の向上につながったと報告されています。

さらに、キウイフルーツに含まれるアクチニジンが、たんぱく質の分解を促進し、消化機能の改善に寄与することも分かりました。カーリーン・スタルク博士は、食物繊維の保水力が大きく、これにより便が柔らかくなり、腸の動きを促進することが強調されました。

ビタミンCの重要性



また、マーグリート・ヴィッサー教授は、ビタミンCの重要性についても触れ、免疫機能の向上や疲労感の軽減に寄与することを説明しました。通常の食事からビタミンCを十分に摂取できていない人々にとって、毎日キウイフルーツを食べることが、血中のビタミン濃度を高めるのに非常に効果的であると報告されました。

血糖値への影響



さらに、ジョン・モンロー博士は、キウイフルーツが血糖値に及ぼす影響についての研究結果を発表しました。イモ類や米などのでんぷんを部分的にキウイフルーツに置き換えることが、血糖値の上昇を抑え、栄養摂取量を増加させる効果的な方法であると結論づけました。

腸内フローラの活性化



ポール・ブラッチフォード博士は、キウイフルーツが腸内フローラに与える影響を調べた研究を発表しました。キウイフルーツは食物繊維だけでなく、ポリフェノールや脂肪酸、ビタミンなども含み、大腸の微生物生態を変化させる可能性があることが示されました。特に、グリーン・キウイフルーツは特定のバクテリアを強化し、腸壁の健康を支えるメカニズムが確認されました。

まとめ



シンポジウムは、タウランガ市のASBアリーナで開催され、多国籍な研究者が集まり、キウイフルーツの健康効果に関する議論が活発に行われました。各国の研究を通して、キウイフルーツの可能性が知識として広がり、今後の研究と健康促進に寄与することが期待されます。

キウイフルーツは、ただのフルーツではなく、健康維持において重要な役割を果たす可能性を秘めた食材であることが、改めて認識されたシンポジウムでした。

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会社名
ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社
住所
東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター10階
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