大阪府和泉市の久保惣記念美術館で、江戸時代の文化を現代版にリライトした特別展が開催されています。展覧会名は「江戸のポップカルチャー「浮世絵」ー江戸から現代へー」で、令和8年の2月8日から3月22日までの期間にわたり、浮世絵の魅力を存分に楽しめる内容となっています。
浮世絵は、江戸の庶民文化に深く根ざしたアートフォームであり、蔦屋重三郎などの版元と、喜多川歌麿や東洲斎写楽をはじめとする多くの絵師たちによって、その人気はますます高まりました。中でも歌川国芳や歌川広重が描いた作品は、失われたものの一部でもある江戸時代の生活とその美を今に伝えるものであり、その独自な表現は現代においても注目されています。
本展では、特に19世紀の浮世絵師たちの新鮮さや奇抜な表現が感じられる作品が揃えられています。この展示には、しりあがり寿による「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」のシリーズも含まれており、彼の現代的な視点で描かれた作品が並ぶことで、伝統の浮世絵とそれをリライトする現代アーティストとのコントラストが際立てられています。
また、展示会と併せて新館西洋近代美術室では、フィンセント・ファン・ゴッホやポール・ゴーギャンなどの作品も見ることができます。このように、世界の名作と江戸時代のアートが並ぶ展覧会は、アートファンにはたまらない見どころが詰まっています。
さらに、実際に現代の若手クリエイターたちによってリライトされた“アートガッシュ”が美術館周辺に設置されているため、アートを通じて江戸から現代に続く文化の流れを体感することができます。例えば、歌川国芳の「相馬の古内裏」は、現代アーティストによって新たに描き直されています。このように、浮世絵の持つ“ポップ”な魅力を新しい形で感じさせる作品が多数展示されているのです。
展覧会の開催概要は以下の通り。
- - 会場・会期:和泉市久保惣記念美術館で、2026年2月8日(日)〜2026年3月22日(日)
- - 休館日:月曜日。ただし2月23日(月・祝)は開館し、翌火曜日が休館となります。
- - 開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
- - 入館料:一般500円、高・大生400円、中学生以下は無料。団体での入館(20名以上)や65歳以上は、2割引の特典があります。
特別展示解説も行われる予定で、日程は2月21日(土)と3月15日(日)に実施されます。アートを深く理解するチャンスですので、聴講を希望する方は事前に美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
さらに交通アクセスとしては、南海泉北線「和泉中央」駅から南海バスで美術館前までの便利なルートがありますので、ぜひ訪れてみてください。現代アートと江戸時代の魅力が交錯する貴重な機会をお見逃しなく!