新規輸出促進イベント「STANDAGE DAY 2024」が盛況!
2024年8月29日、東京都の大手町サンケイプラザにて開催された「STANDAGE DAY 2024」では、国内中小企業の海外進出を支援する多彩なプログラムが展開され、熱気あふれる一日となりました。イベントには国会議員の中田宏氏や、海外進出に成功を収めた企業の代表者たちが登壇し、具体的な成功事例や政策について語りました。
イベントの概要
STANDAGEが主催する本イベントは、海外市場へのアクセスを強化し、貿易を通じて日本経済の活性化を図ることを目的としています。参加者は中小企業の経営者や関係者を中心に、約250名が集まりました。
開会挨拶を行った株式会社STANDAGEの代表取締役社長、足立彰紀氏は、「海外進出に対する不安を自信に変える機会にしてほしい」と意気込みを語りました。当日は、日本の中小企業が持つ優れた技術や製品が、まだ世界に十分に知られていないという仮説をもとに、各講演でその重要性を強調しました。
講演内容のハイライト
中田宏議員の講演
中田議員は、日本の中小企業が持つ伝統技術は世界に誇るレベルであるとし、製造業の海外進出を促しました。特に、地域特産品などが海外市場での新たなニーズに応える可能性について言及し、多くの企業が輸出のチャンスを見逃さないよう呼びかけました。
小松水産が語る成功体験
小松水産株式会社の代表、小松伸克氏は、自社のシラスがどのようにアジア市場での成功を収めたのかを具体的な数値データと産業のトレンドを交えて講演しました。成功の鍵は、品質を保ちながらも市場ニーズに応じた商品展開であるとし、海外でのブランド構築の重要性を強調しました。
パネルディスカッション
また、パネルディスカッションでは、インターホールディングス、ハドラスホールディングス、柏野経営の取締役がそれぞれの立場から、中小企業の海外進出の障壁やその克服法について意見を交わしました。現地情報の取得や物流システムの構築など、具体的なアドバイスが多くの参加者にとって有益な情報となりました。
表彰式の実施
イベントの最後には、海外進出において顕著な成果を上げた5社が表彰されました。特に「最優秀賞」を受賞したフジ物産株式会社は、ハラルフードとしてのウナギ展開を行う中でSTANDAGEの支援を受けているとのことで、その体験談は他の参加者にとっても大きな刺激となりました。
企業の海外進出を促進する取り組み
「STANDAGE DAY 2024」では、参加企業に対し、円安や国の取り組みに応じた輸出戦略の重要性を説くと共に、各企業が持つ独自の技術や商品の魅力をどうトランスフォームしていくか、具体的な方法論を提供しました。
日本にはまだ海外に向けた展開に不安を抱く企業が多く存在しますが、イベントでの知見を持ち帰って実践することで、より多くの企業が国際マーケットでの活躍を目指すことが期待されています。
結び
新規輸出促進イベント「STANDAGE DAY 2024」は中小企業の海外展開への道筋を示す重要な場となりました。参加者たちは、今後のビジネス展開における新たなヒントを得るとともに、さまざまな業種の仲間たちとのネットワーキングの機会も得たことでしょう。これからの日本の貿易がますます活性化することを期待しています。