春日市で実現！子育てアプリ春っこによる100%のデジタル受診票利用率

デジタル受診票がもたらす育児支援の変革

福岡県春日市において、2024年11月に行われた集団乳幼児健診で、アプリ『子育てアプリ春っこ』を通じたデジタル受診票の利用率がなんと100%を達成しました。この結果は、地域における育児支援の新たな形として注目されています。

デジタル化の背景

春日市では、子育て世帯の利便性向上を目指して、2020年から『母子モ』というアプリを『子育てアプリ春っこ』として改名し、活用を進めてきました。このアプリは、単なる母子手帳の機能を超えて、様々な子育て関連サービスをオンラインで提供することを目的としています。

2023年には、「質問票サービス」や「オンライン予約サービス」、「オンライン相談サービス」といった機能が追加され、特に、2024年11月からは乳幼児健診サービスと小児予防接種サービスも開始されました。これにより、保護者や職員の手間を減らし、デジタル技術の力で育児を支援する仕組みが整いました。

高い利用率の実績

今回の調査では、4ヶ月児と3歳児を対象にした健康診査の受診者131件中、全ての受診票がデジタルで提出されたことが確認されました。これは、すでに昨年の『質問票サービス』でも100%の数字を記録していたことからも、地域の利用促進の効果があったといえます。

子育てアプリ春っこの利用によって、多くの家庭がその便利さを実感していると考えられます。特に、従来の手書きによる負担が軽減され、申請手続きがスムーズに行えるようになったことが、保護者にとっても大きな利点です。

業務効率化の期待

デジタル受診票の活用は、住民の負担軽減だけでなく、自治体職員の業務効率化にも寄与しています。受診票の手入力作業が不要になることで、健康管理にかかる時間を大幅に短縮できるとともに、職員がより多くの時間を市民サービスに振り向けることが可能になります。

今後も福岡県春日市と母子モは、これまで以上に子育て世帯の利便性を向上させ、子どもを産み育てやすい環境づくりを続けていく方針です。地域のニーズに応じたサービスの拡充や、新たなテクノロジーの導入を通じて、さらなる支援を行っていきます。