エクサウィザーズと東北電力の業務提携
株式会社エクサウィザーズと東北電力株式会社は、AI技術を活用した新サービスの開発に向けた業務提携を発表しました。この提携により、社会課題の解決を目標に、両社の強みを生かしながら新たな事業を展開していくことが期待されています。
提携の背景
エクサウィザーズは「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションを掲げています。近年、データの利活用がますます重視される中、同社は「exaBase」というAIプラットフォームを基に様々なサービスを開発しています。これにより、少子高齢化や生産性の向上、革新的な技術の導入など、多くの社会的課題に取り組んでいます。また、豊富な経験を持つAIコンサルタントや、多様なドメイン専門家、ITエンジニアを活かし、新しいビジネスモデルの構築に積極的に取り組んでいます。
一方、東北電力は「地域社会との共栄」を経営理念に掲げ、2030年代に向けた発展を目指しています。地域のニーズに合った電力供給を進めるため、デジタル技術やAIの活用を推進し、スマート社会の実現に向けて新たなビジネス展開に注力しています。
協業のイメージ
両社は、東北電力が有するデータと顧客基盤、そしてエクサウィザーズのデジタル技術と事業開発力を活用し、東北地方および新潟県の企業や団体が抱える人材不足といった課題解決に向けた新規事業を検討します。
特にエクサウィザーズは、法人向けのChatGPTサービスや、柔軟に開発できる環境「exaBase Studio」を活用して、東北電力のデジタル化を支援。これにより、エネルギー事業の新たな価値創造を目指します。
両社からのコメント
今回の提携について、東北電力の常務執行役員小山光雄氏は、生成AIなどの最先端技術を積極的に導入することで、電力供給の安全性を向上させ、エネルギー事業の価値を高める方針を強調しています。エクサウィザーズの常務取締役大植択真氏も、両社のリソースを集約し、地域社会に貢献する新しい事業創出を目指す意向を示しました。特に生成AIを広く活用し、東北と新潟の競争力向上に取り組む計画です。
結論
エクサウィザーズと東北電力の業務提携は、AIを活用した社会課題の解決と新たな事業創出を推進するものであり、地域社会における価値の共創が期待されます。両社の今後の進展に注目が集まります。