HEEREの新しい世界
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は一変しました。多くの人々がリアルでの集まりを避け、オンラインでのコミュニケーションが主流となった中、場の空気感や余白が失われてしまったことに気づく人も多いはずです。そこで登場したのが、オンラインコミュニケーションの新しいプラットフォーム「HEERE」です。
HEEREとは何か?
HEERE(ヒア)は、物理的な距離を超えた新しいコミュニケーションの場を提供します。利用者は、仮想空間で自分のアバターを操作しながら、会話やコンテンツ視聴を楽しむことができます。特に、ユーザーの距離によって音声の音量が変わるというフィジカルな感覚が、HEEREの大きな特徴です。この仕組みによって、まるで同じ空間にいるかのような体験が実現されています。
開発の背景
HEEREの開発は2020年4月に始まりました。Social Distancing Communication Platform(SDCP)というコンセプトの下、プロトタイプとして開発が進められました。新型コロナウイルス感染症の影響で、従来のコミュニケーション手法が見直される中、私たちは全く新しい形のオンラインコミュニケーションを模索する必要がありました。無限に繰り返されるオンライン会議やセミナーに対する疲れを解消し、臨場感のある体験を提供したいという思いから、HEEREは誕生しました。
HEEREの機能
1.
リアルな体験: ユーザーはバーチャルな部屋の中を自由に移動し、近くにいる人との会話や視聴コンテンツを体験できます。特に、YouTube Liveの配信映像を埋め込むことで、視聴しながらリアルタイムの会話を楽しむことが可能です。
2.
イベント主催者向け機能: HEEREは、イベント主催者に最適化されています。管理画面から独自のイベントを簡単に制作でき、ライブ配信やルームのデザインのカスタマイズも容易です。これにより、さまざまなイベントニーズに対応できるようになっています。
利用者の声
デジタルハリウッド大学では、HEEREをオープンキャンパスイベントや入試におけるグループワークに使用しています。「すべてをエンタテインメントにせよ」というモットーに沿った新しいオンラインコミュニケーションの形を提供するHEEREは、今後学生同士の何気ない会話をサポートするツールとしても発展していくでしょう。
まとめ
HEEREは、従来のオンラインコミュニケーションの限界を打破する新しいプラットフォームです。距離を感じさせないこの仮想空間での体験は、今後も広まることでしょう。新しいオンラインコミュニケーションの形として、ぜひHEEREを試してみてはいかがでしょうか。詳細については公式サイトをご覧ください。
HEERE公式サイト
会社概要
- - 株式会社フロウプラトウ: コミュニケーションデザインからフィジカル空間のデザインまでを手がける企業です。
- - ライゾマティクス: 技術と表現を結びつける実験的なプロジェクトを研究開発する企業です。