医療革新のジェリクル
2024-07-30 10:36:13

東京大学発バイオベンチャー、医療に革新をもたらすジェリクルがJLABSに採択

東京大学発の革新的バイオスタートアップ、ジェリクルが新たな一歩を踏み出す



近年、医療分野における革新を目指すスタートアップが世界各地で注目を集める中、東京大学発のバイオベンチャー企業、ジェリクル株式会社が新たなマイルストーンに到達しました。彼らは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが運営するJLABSに採択され、医療技術の未来を切り拓くプロジェクトを進めることになりました。

ジェリクル株式会社とは


ジェリクルは、2018年に設立されたスタートアップで、東京大学を母体としており、医療分野における革新を目指しています。同社は「テトラゲル」という世界初の均一なゲルを使用しており、止血材、癒着防止材、神経再生材、眼科手術補助剤など、様々な医療用品の開発に取り組んでいます。このゲルは、病気の治療をシンプルかつ効率的に行うことを可能にするため、「ゲルを打ち込むだけであらゆる病気を治療できる世の中を目指す」という明確なビジョンを掲げています。

JLABSとは


韓国にあるJLABSは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが立ち上げたオープンイノベーションのエコシステムです。ジョンソン・エンド・ジョンソンの豊富な経験と広範なネットワークを活用し、スタートアップに対して投資やメンタリング、研究ラボの利用機会を提供します。JLABSには、世界11地域に拠点が構えており、各地のイノベーションエコシステムとも連携しています。入居者は専門家や幹部による厳密な選考を経て選ばれ、新たな事業の成長が期待される場となっています。

期待される効果


ジェリクルがJLABSに採択されたことで、同社は韓国の拠点を活かしながら、米国及び全球市場における新しいパートナーシップの形成と事業展開の加速を図ります。ジェリクルのようなスタートアップがJLABSから得られる支援は、資金調達の機会や他企業との戦略的提携の構築だけでなく、国際的なネットワークとの接続も可能にし、さらなる成長を促進することでしょう。

JLABSの成功事例


JLABS出身の企業の成功も特筆すべき点です。これまでに28社が株式を公開し、19社が企業に買収されるなど、スタートアップ業界においても確かな実績を残しています。また、これらの企業を通じて約30億ドルもの資金が流入しているという点からも、その影響力が伺えます。

今後の展望


ジェリクルの代表取締役、増井公祐氏は、「私たちのテトラゲル技術により、医療の未来を変革する可能性を秘めている。JLABSのサポートを受けることで、私たちの技術の実用化を一層進めていく所存です。」と語ります。この新たな挑戦が、医療業界にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目です。

ジェリクル株式会社は、今後も医療の革新を目指し、テトラゲル技術の研究開発を続けていくことでしょう。その進化に期待を寄せつつ、私たちもその成果を見守っていきたいと思います。


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会社情報

会社名
ジェリクル株式会社
住所
東京都文京区本郷3-38-10さかえビル2F
電話番号

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