アピリッツ、Bunbu社の完全子会社化を発表
2025年8月29日、株式会社アピリッツはベトナム法人Bunbu Joint Stock Company(Bunbu社)の株式を完全に取得し、子会社化することを決定したと発表しました。この決定は、会社法第370条及びアピリッツの定款に従った書面決議によるものです。Bunbu社の経営者は、其の後も同社の運営に関与し続けることが明らかになっています。
子会社化の背景と意義
アピリッツは「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」というミッションを掲げる企業です。2000年の創業以来、デジタルビジネスの革新に向けて企業支援を行ってきました。事業の成長はエンジニアを中心とするデジタル人材によるものであり、会社は「人と事業」との共成長を目指す「VISION2030」を定めています。この中でM&A戦略を通じ、ターゲット企業との融合によるノウハウの強化と優れた人材の獲得に注力しているのです。
Bunbu社は、ギア社長が日本の技術力に触発され創業した企業で、約40名の優れたエンジニアが在籍しています。日本との協業を通じて技術力を蓄積してきた同社との親和性は高く、これによりアピリッツはさらに多角的なサービスの提供が可能となります。今回の株式取得は、両社が一体となることで得られるシナジー効果にも期待しているようです。
Bunbu社の代表者からのコメント
Bunbu社の取締役社長であるLe Van Nghia氏は、「日本のグループの一員となったことは、企業としての重要な節目だ」と述べ、顧客への信頼をより強く意識したサービス向上に努める意向を示しました。また、アピリッツ社の支援を受けて、技術だけでなくマネジメントの面でも成長を目指すことを確認しています。
会社の展望と今後の進展
アピリッツはBunbu社を2026年1月期の第4四半期から連結子会社として取り扱う計画です。Bunbu社からの収益は2027年1月期の第一次四半期から取り込まれる予定ですが、今期のアピリッツの業績に与える影響は軽微であるとしています。今後、業績予想の修正が必要な場合は迅速に公表する方針です。
アピリッツは「ザ・インターネットカンパニー」として、デジタルトランスフォーメーションの時代における革新を進め、顧客のサービスや人々の生活の質を向上させることを使命としています。これを背景に、Bunbu社との連携はさらなる成長への道を拓くものと期待されます。
企業概要
株式会社アピリッツは、東京都渋谷区桜丘町に本社を構え、1990年代からのインターネットの発展に寄与してきました。主な事業には、Webサービスの企画・運営、コンサルティング、オンラインゲームの開発・運営などが含まれ、業界の進化に寄与すべく日々新たなプロジェクトに取り組んでいます。
今後、この新たな子会社がどのようにアピリッツのビジョンに寄与していくのか、注目が集まります。