静岡県に新たに開設された外国人材支援の拠点「dialog」

静岡県に新たな拠点「dialog」が誕生

2023年4月1日、静岡市に外国人材に特化した新しい支援拠点「dialog」が開設されました。この新拠点の背景には、日本国内の労働力不足の深刻化があります。国内の人材不足は、特に首都圏以外の地域で顕著であり、地方活性化といった取り組みの中で、外国人労働者を積極的に採用することが求められています。

「dialog」は、“Dialog for the future, Dialog with the world”をスローガンに掲げ、顧客や地域社会との適切な対話を重視しています。この新拠点では、人材紹介事業や採用業務コンサルティング、就職サポートなど、外国人材を対象としたさまざまなサービスを提供します。

日本は、少子高齢化に伴う労働力の減少が進んでおり、特に製造業が盛んな静岡県ではその影響が顕著です。同県は、全国的に見ても製造品の出荷額が高く、ピアノや医療用機器、農産物など多様な製品で全国トップのシェアを誇ります。そんな静岡県の特性を活かし、外国人労働者の採用が地域の生産性向上に寄与することが期待されています。

新拠点の立地においても、静岡市は自然環境に恵まれ、地理的条件も良好です。このため、外国人材と地域企業とのマッチングを推進するための理想的な場所とされています。また、静岡市中心部から徒歩10分というアクセスの良さも、企業にとっては魅力的です。

「dialog」では、外国人材が安心して生活できる地域の創造を目指します。これにより、日本の人口増加や外国人労働者の定着が進み、地域の活性化にもつながると信じています。

新たな拠点が、地域資源を最大限に活かしながら、外国人労働者と地方企業との架け橋となることが期待されています。そして、「dialog」は、企業や行政、教育機関との連携を強化しつつ、地域に根ざした活動を展開することで、より多くの人々に向けた支援を行っていく方針です。

今後の「dialog」の活動から目が離せません。