LOJELブランドの日本市場進出に向けた本格的な展開が始まる

LOJELの新たな挑戦、サックスバーとのジョイントベンチャー

2025年に向けて、大きな動きが日本国内のトラベルブランド市場で起こる。香港のLOJEL Limited社と、東京に本社を置く株式会社サックスバーホールディングスが協力し、株式会社LOJELジャパンを設立することが発表された。これにより、両社は日本市場におけるLOJELブランドの強化を目指し、さらなる販売網の拡張に乗り出す。

両社の背景と協力体制の強化

LOJEL Limited社は、1989年の創業以来、日本国内での販売を開始し、長きにわたってサックスバーと協力してきた。代表のアン・チー・チャン氏は、東京デリカを通じて販売を続けてきた経緯を振り返り、この新たなジョイントベンチャーを将来に向けた重要なステップとして位置付けている。

一方、サックスバーの代表取締役社長、木山剛史氏もLOJELブランドの成功に貢献してきた重みを感じており、長年の信頼関係を基に新たな発展を見込んでいる。このような企業間の長い協力の歴史が、JOINT VENTURE設立の後押しとなった。特に、LOJELブランドはCUBOという革新的なスーツケースを発表して以来、日本市場でも大きな成功を収めている。

具体的な展開戦略

株式会社LOJELジャパンでは、日本国内での路面店やショッピングセンター内の直営店舗を開設し、百貨店やセレクトショップでの販売網を強化する計画がある。この販売戦略は、DTC（Direct-to-Consumer）戦略に基づき、EC領域の拡張や顧客サービスの向上にも注力するものだ。

特に、2025年秋には百貨店やセレクトショップでの限定展開を予定しており、具体的な店舗の設置やプレミアムゾーンでの販売拡大にも期待が寄せられている。さらに、2026年末までに銀座や表参道、梅田などに3店舗程度の直営店を出店する計画が進行中だ。

LOJELの理念と未来

LOJELブランドは、持続可能な製品開発にも力を入れており、再生素材を利用した製品の製造を進めている。これにより、サステナビリティに関心を持つ消費者層をターゲットにした戦略を展開していく。

企業の代表者たちは、LOJELジャパンが今後の企業成長に寄与するため、社内外のリソースを活用し、顧客サービスの向上や社内の環境負荷の軽減に取り組む姿勢を示している。これにより、日本市場におけるLOJELブランドの認知度とクオリティの向上を図っていく。

まとめ

LOJELとサックスバーのジョイントベンチャーは、日本市場におけるLOJELブランドの成長を加速させる期待がかかる。新たな直営店舗や販売チャネルの拡大を通じて、観光と日常生活の両面で愛用される製品を提供し続けることが求められる。両社の協力によって、LOJELブランドが日本市場でさらなる飛躍を遂げることを期待したい。