デジリハ、NEDO主催のシリコンバレー研修プログラムに採択
株式会社デジリハは、障害児者とその支援者のリハビリをサポートする最新のデジタルツールを開発している企業です。この度、彼らはNEDOが主催するSilicon Valley Immersion Programに採択され、アメリカのヘルステック市場に向けた挑戦の第一歩を踏み出しました。
このプログラムに参加することで、デジリハは世界でのビジネス展開に向けた貴重な経験を得られるだけでなく、同じ志を持つスタートアップとの出会いも期待しています。日本国内では、様々な企業の経験や課題を共有し合いながら、それぞれの戦略やビジネスモデルのブラッシュアップを図る機会がありました。
Silicon Valley Immersion Programの意義
NEDO主催のこのプログラムは、2016年から日本の起業家が米国および世界市場に挑むための研修を行っています。日本の起業環境は次第に整いつつあるものの、成功した起業家の数は依然として限られています。また、欧米に比べて、スタートアップに挑戦する優秀な人材の流れも不足しているという課題が残ります。
シリコンバレーに存在する厚いエコシステムの中で、日本から集まる起業家たちを支援し、彼らが世界的に通用するビジネスを創出することが、このプログラムの大きな狙いです。参加企業は、現地の投資家や医療関係者との貴重なネットワーキングを通じて、具体的なアメリカ市場へのアプローチ戦略を練ることができます。
株式会社デジリハの取り組み
デジリハは「リハビリを、アソビに」という独自のビジョンを掲げ、誰もが高頻度で根拠に基づいたリハビリを受けられる環境の構築を目指しています。彼らの開発したリハビリDXツール「デジリハ」は、2021年からサービスを提供し、すでに全国約100ヶ所の病院や特別支援学校に導入されています。これにより、専門人材の不足という課題解決に対する新たなアプローチを実現しています。
さらに、デジリハは2023年からリハビリの課題解決を目的としたワークショップ「デジリハACADEMY」を展開し、実践的なスキル向上に貢献しています。今後は、デジリハを活用したエビデンスの創出にも積極的に取り組み、リハビリの評価を支援するアプリケーションの開発を進めています。これにより、リハビリを受けるすべての人々に、より効果的で体系的な支援を提供する社会の実現を目指しています。
会社情報
デジリハの今後の展開にいち早く注目し、リハビリテーションの未来を革新する彼らの取り組みに期待が寄せられています。