kScの歩みと未来への挑戦
愛媛県に拠点を置くキスケ株式会社が運営する「kSc(Kisuke Sauna Club)」は、「日本一サウナーを応援する施設」を標榜し、地域に根ざしたサウナ文化の発展を目指して歩んできました。2021年の発足以降、情報発信、快適なサウナ環境の整備、地域市場への貢献という三つの柱を軸に、様々な取り組みを進めています。2026年6月にはさらなる挑戦が待ち受けているという。
2021年、コロナを乗り越えるスタート
kScの誕生は、コロナウイルスによる影響が大きかった2021年4月にさかのぼります。社内でサウナ好きが集まり、「この時期だからこそ、地域に明るい活動を届けたい」という願いから始まりました。発足後の6月には、サウナ室や水風呂の温度管理、およびオリジナル商品の開発など、快適なサウナ体験を提供するための具体的な取り組みがスタート。サウナの魅力を広めるために、初心者向けの入門書の配布や、館内での啓発活動も行いました。
その後、11月には今治店に「307サウナ小屋」を完成させ、この施設はkScプロデュース第1号となりました。ロウリュ用ストーブや独自の外観・内装にこだわったこの施設は、キスケブランドの象徴的な存在です。
時代を先取りする設備との出会い
2022年には、松山店に愛媛の伝統工芸を生かした「鬼サウナ」と「鬼玉水風呂」をオープン。世界初の瓦素材サウナストーン「鬼丸・鬼玉」を使用したこのサウナは、唯一無二の体験を提供し注目を集めました。2023年6月には、クラウドファンディングを利用して新たに「鬼サウナ神社」が建立されました。
また、同年には今治店で女性専用のスチームサウナ「みかんサウナ」を開設し、愛媛の地域性を反映したサウナ体験を提供。続いて、2024年にはフィンランドのスモークサウナを取り入れた「黒サウナ」が設置され、洗練された空間美と熱の体験を融合させた新たなサウナの形が実現しました。さらに、2026年には外気浴エリアと生姜サウナが整備され、さまざまな“ととのい”選択肢を提供する予定です。
ブランド成功の証
kScの功績は、外部からの評価にもつながっています。2023年3月には今治店が「ニフティ温泉 サウナランキング2023」で日本1位を受賞し、続いて2024年には松山店も同様に1位を獲得しました。このように2年連続で全国1位に輝く快挙を達成し、2025年には松山店が岩盤浴人気部門でも1位に輝き、温浴体験全体の質が高く評価されました。
さらに、kScは海外からの学びを積極的に取り入れています。2023年9月にはフィンランドサウナプロジェクトを実施し、2024年11月にはドイツ・オランダプロジェクトでの学びを生かしてイベントや施設運営に役立てています。
人づくりと地域文化の融合
施設の進化だけでなく、kScの活動は「地域への貢献」にも密接に関連しています。2024年12月には新たなアウフグースチーム「風弦」が結成され、日本サウナ熱波アウフグース協会の公式認定を受けた活動を行い、サウナ体験を一層豊かにしています。また、藍染や砥部焼など愛媛の伝統文化とサウナ体験を融合した「藍美サウナ・響の間」が完成し、地域の魅力を体感できる場として進化しています。
未来への挑戦2026年6月
そして、2026年6月、kScは新たなフェーズに進む予定です。松山店では、女性専用の内気浴ルームが設置され、一年中の快適な空間を提供することを目指します。これにより、地域ならではのサウナブランド育成を続け、サウナを通じて人々に元気を与えられる施設を創造していく所存です。今後のkScから目が離せません。