授乳中の外出をより安心にする取り組み
NPO法人ひまわりの会は、国土交通省と密接に連携し、授乳中の外出がより安心して行えるように「搾乳もできますステッカー」を全国で普及させる活動を行っています。これは特に、妊産婦や子育て家庭の不安を軽減し、授乳室の利用を促進する目的で展開されているものです。
授乳中の不安を解消
授乳中のお母さんたちは、外出時にさまざまな不安を抱えています。たとえば、「赤ちゃんがいないと授乳室に入れないのではないか」といった心配や、一人で授乳室に入る際の周囲の視線、さらには授乳室を搾乳に利用することへの迷いや不安です。ひまわりの会は、こうした不安を一つずつ取り除くべく奮闘しています。講じているのは、このステッカーの普及です。
搾乳も可能な施設の明示
「搾乳もできますステッカー」は、授乳室等の利用が赤ちゃんへの授乳だけに限らず、搾乳にも利用できることを明確に示すためのものです。搾乳は、入院中の赤ちゃんに母乳を届けるだけでなく、授乳中の人の健康管理や、乳房トラブルの予防にも重要です。このように、搾乳の必要性は多岐にわたるにもかかわらず、社会的な理解が追いついていないのが現実です。
2,000施設から4,000施設へ拡大
現在、ひまわりの会は国土交通省と協力し、全国で約2,000の施設にこのステッカーを掲示しています。さらに、将来的には約4,000の施設に展開を広げる計画です。具体的には、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅、主要な空港ビル、鉄道施設など、外出中に訪れる場所での掲示を進めています。この取り組みによって、授乳中の方が移動中でも「ここは搾乳にも使える」と明示された空間を容易に見つけることができるようになるでしょう。
観光地への景観改善
面談の中で、今後は観光地や観光施設、宿泊施設といった分野にもステッカーの普及を進めていくことが話し合われました。妊産婦や授乳中の家庭が旅行や帰省をより安心して楽しむための環境を整えていくことが求められています。また、地方地域にも注目し、自治体や地域交通拠点を通じて、少子化問題に対する対策も進めていく計画です。地域社会が妊娠、出産、育児を支えることで、家庭が「地域に支えられている」と実感できるような取り組みを行うことは非常に重要です。
多様な育児状況へのアプローチ
さらに、面談では母乳育児を支える環境づくりだけでなく、授乳や搾乳が難しい状況、災害時の備え、家族全体の育児参加を促す観点から、ミルクや液体ミルクの適切な活用法についても意見交換が行われました。
継続的な努力
今後もひまわりの会は、国土交通省をはじめとする様々な団体と連携し、妊娠や出産、育児に関わる家庭が安心して外出し、社会とつながり続けられる環境づくりに努めていく方針です。また、妊娠から育児までサポートするアプリ「マタニティパスポート」の運営にも力を入れ、より多くの家庭に寄り添い、安心できる育児環境を提供するために、デジタル技術を生かした進化を図っています。
マタニティパスポートのダウンロードはこちら
ひまわりの会は今後も、妊産婦だけでなく、子育て家庭全般への支援を強化し、より良い社会づくりに貢献していきます。