COREROKUの革新
2025-02-26 11:40:57

応用地質が新技術情報システムに「COREROKU」を登録、地質情報解析を革新

応用地質が「COREROKU」をNETISに登録



応用地質株式会社(東京都千代田区)が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に地質情報記録・可視化・解析ツール「COREROKU」を登録したことを発表しました。この技術は、ボーリングコアやボアホール孔壁から得られる情報を効率的に扱うことが可能になります。

COREROKUの概要



COREROKUは、地質調査において必要とされるデータを単一のツールで管理できるように設計されています。これまで、地質データの処理には複数の異なるソフトを使用する必要があり、作業の効率が損なわれがちでしたが、COREROKUを用いることで、情報の記録や可視化が一元化され、技術者は解析作業に集中できるようになります。このような機能が、技術者の負担を軽減し、結果として作業全体の効率化を実現します。

開発の背景



土木構造物の安全性を確保するためには、精度の高い地質解析が不可欠です。特に、高品質のボーリングが行われることで、微細な変形や地質構造の変化を分析することが可能になります。しかしながら、データの取得や整理、解析を簡単に行うためのツールが不足していたため、応用地質はCOREROKUの開発に着手しました。2016年にリリースされたこのツールは、ダム基礎調査や地すべり調査など、様々な地質解析業務に活用され、その効果を証明しています。

今後の展開



NETISに登録された「COREROKU」を通じて、応用地質はこのツールの普及に努め、建設のプロセスにおける地質情報のデジタルツイン化とアーカイブ化を支援します。これにより、社会課題に対する解決策を提供し、全ての人々が安心して生活できる基盤づくりに貢献していく方針です。将来的には、この技術が多くの場面での地質解析に広がり、さらに進化した使い方が期待されています。

結論



応用地質の「COREROKU」は、地質情報の記録・解析を効率化する革新的なツールであり、今後の地質調査において重要な役割を果たすことでしょう。これにより、建設業界全体の安全性と効率性が向上し、地質情報の活用が進むことが期待されています。出発点としてのNETIS登録は、さらなる飛躍の第一歩です。


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会社情報

会社名
応用地質株式会社
住所
東京都千代田区神田美土代町7番地
電話番号
03-5577-4501

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