春の新たな味わい、祥雲金龍純米吟醸生酒超辛口
宮城県大崎市松山に本拠地を構える株式会社一ノ蔵から、春の季節限定商品として「祥雲金龍純米吟醸生酒超辛口」が2月13日に発売されました。この商品は、一ノ蔵金龍蔵のブランドからの新しい試みであり、長年蔵を牽引してきた杜氏の照井丸實が勇退した後、彼の技術を受け継いだ蔵人たちが手がけたものです。元気に新しい季節を迎えるにふさわしい、軽やかで春を感じるお酒が登場しました。
軽快さが際立つ刷新された味わい
「祥雲金龍純米吟醸生酒超辛口」は、青リンゴのような爽やかな香りが特徴です。また、唇に感じる酸味とほのかな苦みが絶妙に調和し、飲むたびに軽快な感覚を与えてくれます。その結果、スムーズに喉を通っていく爽快感は、まさに春の息吹を感じるお酒と言えるでしょう。醸造においては、米の選定からこだわり、宮城県産の「蔵の華」を使用。精米歩合は60%で、アルコール度数は16%と、しっかりとした飲みごたえもあります。
金龍蔵の伝統が織り成す背景
金龍蔵の歴史は文久二年に遡ります。この蔵は宮城県栗原市一迫という地で創業し、南部杜氏の伝統的な製法を守り続けています。特に、吟醸酒を主に手掛け、高級酒の生産を念頭に置いています。この地域は、古来より良質の米が生産されており、また栗駒山の湧き水が蛇行する迫川から調達される水源も、酒造りに欠かせない要素です。蔵名の「金龍」は、かつての土地名「金田」から命名され、さらに水の神である「龍」の字を取り入れて名付けられました。
購入方法と新たな味わいを楽しむ場
「祥雲金龍純米吟醸生酒超辛口」の希望小売価格は、1.8Lボトルが3,960円、720mlボトルが1,980円です。購入は金龍蔵の会に参加している全国71店舗で取り扱いがあります。詳細については、金龍蔵の公式ウェブサイトをご覧ください。
春の気候にぴったりなこの新商品をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。新たな体験とともに、金龍蔵の長い歴史を感じる貴重なひとときを楽しむことができるでしょう。