姫路市で開催中!「夏休み子どもミュージアム」
姫路市書写の里・美術工芸館では、令和7年7月19日(土曜日)から8月31日(日曜日)までの期間、特別展「夏休み子どもミュージアム」が行われます。この展覧会は、小中学生を対象にアジア諸国の素晴らしい工芸品を紹介するものです。
展覧会の概要
今年で第12回目を迎えるこのイベントのテーマは「布」。展覧会では、大橋ひろ美さんがセレクトしたインド、ラオス、トルコなどのアジアの古布や衣装が紹介されます。特に目を引くのは、沖縄の芭蕉布や静岡県の葛布、日本三大原始布に分類される貴重な着物や帯です。「飾る」「包む」「纏う」という視点から、展示品は館蔵の清水公照の作品とコラボレーションした形で布の魅力を引き出しています。
約140点に及ぶ多様な出展作品には、アカ族の衣装やラオスの被り物、インドのサリー、日本のしな布の帽子、トルコのキリムの敷物などが揃っています。これらを通じて、アジアの文化の深さと多様性を体感できる貴重な機会となっています。
関連イベントの詳細
この特別展に併せて、さまざまな関連イベントも用意されています。例えば、
夏休み展染織教室「虫の不思議パワーでハンカチを染めてみよう!」では、カイガラムシの分泌物から取れる色素を使い、参加者が実際にハンカチを染める体験ができます。このイベントは7月27日(日曜日)に開催され、定員は各回5人で参加費は1,500円です。
さらに、
ファッションショー「アジアの布を纏う」も注目のイベントです。ミャンマーのロンジーやインドのミラーワーク、タイのマドミーといった多彩な民族衣装がモデルによって披露されます。このショーは8月24日(日曜日)に行われ、モデル参加の応募も受け付けています。
加えて、
ミュージアムツアー「あのねあのねの布のお話」では、当館スタッフと共に館内を巡り、展示解説を受けながらオリジナルバッジ作りを楽しむことができます。参加費は無料ですが、入館料が必要です。このツアーは同じく小中学生を対象としており、先着順で整理券が配布されます。
参加方法と注意事項
これらのイベントは全て先着順または抽選があるため、興味のある方は早めの申し込みをおすすめします。申し込み方法は、往復はがきまたは応募申込フォームを通じて行えます。特にハンカチ染め教室やファッションショーのモデル応募は、指定された期限内に必要事項を記載の上で申込が必要です。
「夏休み子どもミュージアム」展は、展示品だけでなく多彩なイベントが盛り込まれており、教育的かつ創造的な体験を子どもたちに提供することを目的としています。この夏は、姫路市でアジアの布の魅力とその文化を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ親子での参加をお待ちしています。