シーネットの「ci.Himalayas」がクラウド型WMS市場でNo.1
株式会社シーネットが展開する倉庫管理システム「ci.Himalayas」が、デロイトトーマツミック経済研究所の調査において2023年度のクラウド型WMS市場で18.1%のシェアを獲得し、13年連続で売上シェアNo.1を達成したことが発表されました。この業績は、シーネットが長年にわたり倉庫管理システムの開発に特化し、多様なニーズに応えてきた結果です。
売上の詳細
今回のレポートによると、2023年度のWMS市場全体の売上高は204.0億円で前年に比べ112.1%増加。特にクラウド売上高は売上全体の44.2%を占め、90.2億円に達しました。この背景には、ECの急成長や物流拠点のリプレースニーズの高まり、効率化のためのシステム需要の増加が大きく影響しています。
「ci.Himalayas」について
「ci.Himalayas」は、入庫や出庫、在庫管理など、倉庫運営に必要な210以上の機能を備えた高機能なクラウド型WMSです。特に、食品・飲料、卸売、小売、機器部品など様々な業界で高いシェアを誇っています。このシステムは、50人以下の中小企業から3000人以上の大手企業まで、幅広い企業に採用されています。
2023年の業界の動向
2023年度は、特に新たな物流センターの開設や既存の拠点を改修するリプレイス案件が増えており、業界全体での投資意欲が高まりました。シーネットは、こうしたニーズに応じてWMSのカスタマイズを進め、出荷金額は前年同期比で114.8%増という成長を示しました。また、同社は物流KPIを分析するアプリケーションを新たに提供し、データを活用した業務改革に向けた支援は益々強化されています。
今後の展望
シーネットは、今後も新しい導入案件の増加を目指し、他システムとの連携強化を図りながら、リアルタイムでのデータ活用を進めていく方針です。クラウド型WMS市場のリーダーとしての地位を維持しつつ、顧客企業の物流戦略に貢献するため、技術革新とサービスの向上を図る計画です。
シーネットの背景
1992年に設立された株式会社シーネットは、創業以来、業務効率化と品質向上を追求し続けてきました。『現場をITで気持ち良くする』という企業理念のもと、物流現場が抱える課題に対して最適なソリューションを提供しています。今後もその実績を生かし、新たな物流の未来を切り開く役割を果たしていくでしょう。
詳細は公式ウェブサイトをご確認ください:
シーネット公式ページ