企業のUI/UX改善で見えてきた課題と成功のカギとは?
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れが加速する中、企業のWebサイトにおけるUI/UX改善が求められています。しかし、実態としては、多くの企業が部分的な対応にとどまっていることがわかりました。そこで、ECマーケティング株式会社は実務担当者219名を対象に、UI/UX改善に関するアンケート調査を実施しました。
UI/UX改善の取り組み状況
調査によると、UI/UX改善に取り組む企業のうち、最も多い商材は「ITサービス・ソフトウェア」で、全体の28.2%を占めています。次に「法人向けサービス」と「日用品・生活雑貨」がそれぞれ11.0%となっています。この結果から、情報量が多い商材や、商品単価が低い商材が改善の対象となりやすいことが明らかになりました。
また、UI/UX改善の対象となるサイトは「コーポレートサイト」(57.5%)が最も多く、コロナ禍をもとに多くの企業がオンラインシフトを進めていることが影響しています。
Web販促にかける予算の実態
年間のWeb販促にかける予算を見てみると、「500万~1,000万円未満」が26.9%、「500万円未満」が21.9%で、多くは中堅から中小規模の企業という現状が浮かび上がります。一方、大規模企業では5000万円以上の予算をかけるケースも確認されました。
UI/UX改善の目的と施策
UI/UX改善を行う目的としては、「CV(コンバージョン)増加」(26.9%)、さらに「CVR(コンバージョン率)改善」(20.1%)が上位に挙げられました。これらは直接的にビジネス成果に結びつくため、企業がその意義を実感していることが読み取れます。しかし、改善の過程で直面する課題も多いと感じられています。
外部コンサルの活用現状
ここで、外部コンサルタントの活用状況を見ていくと、継続的に委託している企業が34.7%、スポットで依頼する企業が32.4%と、全体の約66%が外部の力を借りていることがわかりました。対照的に、外部支援を利用していない企業も多く、社内で完結する難しさが見えます。
委託した企業の中での外部コンサルの年間予算は、100万円~500万円未満が約34%を占めています。
内部の取り組み状況
UI/UX改善において、社内の運用体制やナレッジの共有が重要です。しかし、調査結果には「専任不在」や「ナレッジの分散」が多く見受けられ、これが成果につながるかどうかの乖離を生んでいます。具体的には、PDCAを回す担当が兼任であることが多く、組織においてリソース不足の声が上がっています。
改善活動の評価についても、数値的な成果まで含めて評価されている企業は35.6%にとどまり、課題が残る結果となっています。
課題と今後の展望
企業が現在感じている課題には、「スキル不足」(49.8%)や「リソース不足」(42.5%)が上位に挙がっています。また、改善の効果が数字で見えにくいという悩みも約31.5%存在し、可視化の重要性が高まっています。
調査からは、UI/UX改善には一定の進展が見られるものの、効果の測定や社内の評価基準、自社リソースの整備など、さまざまな課題が浮かび上がりました。特に、必要なスキルや構造的な問題が複合的に存在しているため、実行体制や包括的な戦略が求められています。
結論
今後、企業はUI/UX施策を単発のプロジェクトとしてではなく、持続的な成長につなげるための戦略的取り組みとして位置づけ、外部コンサルタントの存在を活かすことが求められます。専門的な支援が、企業の改善活動を次のステージへと導く鍵となることでしょう。
ECマーケティングのサポート
ECマーケティング株式会社では、300サイト以上のUI/UX改善実績を持ち、具体的な改善案の提示からPDCAの伴走まで、ワンストップでサポートしています。UI/UX改善にお悩みの企業様は、お気軽にお問い合わせください。