上橋菜穂子の傑作ファンタジー小説『香君』が待望の文庫化!
上橋菜穂子の人気ファンタジー小説『香君』がついに文庫として登場します。この文庫化を記念して、株式会社文藝春秋は9月4日、新宿駅東口と池袋駅東口で特別な新聞「香君新聞」を配布しました。
香君新聞とは?
「香君新聞」は、数量限定で制作された「朝日新聞広告特別版」で、表と裏の2面にわたってカラーで印刷されています。この新聞には上橋さんからのメッセージや、『香君』の世界を探求するための詳細な地図が掲載されており、新たに物語に触れる方々のための素晴らしい手掛かりとなっています。
読者の感想やファンアートも充実
「香君新聞」には、すでに単行本を楽しんだ読者から集めたSNSの感想やファンアートもたくさん紹介されています。『香君』の編集担当者は、「読者からの反響や、想像力豊かなファンアートをぜひ新聞に載せたいと思った」と語っています。このような読者とのつながりが、作品を更に豊かにしていると実感しています。
書店での配布とPDF版の公開
街頭での配布だけでなく、以下の協力書店でも「香君新聞」が手に入ります。
- - 紀伊國屋書店 新宿本店
- - ブックファースト 新宿店
- - くまざわ書店 池袋店
- - 三省堂書店 池袋本店
- - ジュンク堂書店 池袋本店
- - 東京旭屋書店 池袋店
- - 三省堂書店 有楽町店
- - SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS 本店
- - 紀伊國屋書店 横浜店
(※各店舗の在庫がなくなり次第配布終了)
また、PDF版の「香君新聞」は、9月5日から『香君』特設サイトで公開されます。
作品の魅力
『香君』は、ユニークな嗅覚を持つ少女アイシャの物語です。彼女は、香りによって植物や昆虫の声を聴く能力を持ち、命を狙われる中でウマール帝国に向かいます。この国は古代神郷よりもたらされたオアレ稲によって栄え、香りで万象を知る〈香君〉という活神が存在します。
生態学の興味深さとファンタジーの魅力を見事に融合させた作品で、特に矢原徹一さん(福岡市科学館館長)は「本書は生態学の面白さがぎっしり詰まったファンタジー小説」と絶賛しています。
総評
『香君』文庫は全4巻で、2024年9月4日に1、2巻が同時に刊行されます。3巻は11月6日、4巻は12月4日に発売予定で、文春文庫から各巻792円(税込)で販売されます。この機会にぜひ、『香君』の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
著者について
上橋菜穂子は、1962年に東京生まれの作家で、文学博士、川村学園女子大学特任教授としても活躍しています。1989年に『精霊の木』でデビューを果たし、多くの受賞歴を持つ人気作家です。
特設サイト:
香君特設サイト