レジル、事業譲受で脱炭素へ
2025-01-31 15:53:42

レジルが高圧一括受電事業を譲受し脱炭素社会の実現へ

レジル社、NTTアノードエナジーの事業を譲受



レジル株式会社は、脱炭素をテーマにした取り組みを進める中、NTTアノードエナジーによるマンションでの高圧一括受電サービス事業を譲受しました。この譲受は、2024年11月29日に発表された子会社の異動を伴う株式取得および吸収合併の一環であり、関係当局の審査を経て正式に完了。また、この譲受により、レジルが電力を供給するマンション数は2600棟を超え、戸数で見ると24.3万戸に達しました。

ビジネスの背景と目的



設立から30年の歴史を持つレジルは、電力業界においてデジタルを取り入れた新しいビジネスモデルを模索してきました。脱炭素を難問にしないことを企業のミッションに据えており、一般消費者や企業、自治体に向けた多様なサービスを提供しています。特に、マンション高圧一括受電のサービスは、レジルの基盤ビジネスとしての位置付けがなされています。

これまでのNTTアノードエナジーのサービスを利用していた顧客に向けても、引き続き高品質なサービスが提供されることが約束されており、顧客の信頼を維持することが最重要視されています。

未来に向けた展望



レジルは、2023年4月にマンション高圧一括受電の仕組みを使った新たな「マンション防災サービス」をリリースしました。今後もこうした新サービスの開発を継続し、住民の安心・安全な生活をさらに向上させるための提案を実施していく予定です。また、マンションに併設される蓄電池をネットワークで連携し、電気料金を抑えつつ脱炭素を進める仕組みを考えています。

レジルの目的と哲学



レジル株式会社の社長である丹治保積は、「この度の譲受は、社会課題に抗う企業の目的を実現する重要なステップ」と強調しています。使命感を持ってこの事業を引き継ぎ、顧客への誠実なサービスを提供し続けることに関しては大きな誇りを感じているとのことです。

企業情報とサービス内容



東京都千代田区に本社を構えるレジルは、今後も分散型エネルギー事業やグリーンエネルギー事業、エネルギーDX事業、脱炭素ソリューション事業などを展開し、地域社会や企業、生活者に向けてより良い選択肢を提供していく方針です。また、近い将来にはサービス導入先が3000棟に達することを目指しており、その結果として日本のエネルギーの安定性向上にも寄与していくとしています。

「結束点として、社会課題に抗い続ける」を企業のパーパスに掲げるレジルは、電力事業の多様な面で重要な役割を果たしていくことでしょう。彼らのあり方は、今後の脱炭素社会の実現へとつながります。


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会社情報

会社名
レジル株式会社
住所
東京都千代田区丸の内一丁目8−1丸の内トラストタワーN館14階
電話番号
03-6846-0900

トピックス(経済)

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