ニチアスの省エネ診断システム「Thermofit」がエコプロアワード受賞

ニチアスが誇る「Thermofit」エコプロアワード受賞の快挙

ニチアス株式会社が開発した省エネ診断システム「Thermofit」が、先日開催された第8回エコプロアワードにおいて奨励賞を受賞しました。この受賞は、同社の環境保護への真摯な取り組みが認められたものと言えます。

エコプロアワードとは

エコプロアワードは、サステナブル経営推進機構が主催する表彰制度であり、持続可能な社会の実現に向けて貢献した製品や技術を評価するために設立されました。このアワードは、事業者や消費者、投資家などから高い評価を得ており、環境への配慮が求められる今、ますます重要性を増しています。

Thermofitの受賞理由

「Thermofit」は、工場などで発生する熱ロスを測定し、その改善策を提案するシステムです。熱輸送配管からの熱ロスはエネルギー消費の大きな要因とされており、その影響を軽減するためには専門的な調査が不可欠です。この製品は、具体的な改善案を提供することで、工場のエネルギー効率を向上させる手助けをします。

そして、管理者が把握しやすい具体的な対策を提示することで、環境への配慮が一層進むことが期待されています。特に熱エネルギーの効率化は難しい課題であるため、今後の実用性にさらに期待が寄せられます。

Thermofitの特長

「Thermofit」の一番の特徴は、診断から対策工事まで一貫してサポートする体制です。これによって、利用者は手間をかけずに省エネ効果を実感することができます。また、2種類の診断メニュー「Pro」と「Lite」が用意されており、現場のニーズに応じた最適な診断スタイルを選べるのも魅力の一つです。

さらに、ドローン技術を活用することで、高所でも安全かつ効率的な診断を可能にしました。これにより、コスト削減と時間短縮を実現し、より多くの企業へ利用促進的なアプローチが可能になっています。

今後の展開

「Thermofit」は2050年に向けたカーボンニュートラル社会の実現に寄与すべく、今後もさらなる普及を目指します。今回受賞した製品は、2025年12月10日から12月12日に東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2025」、および2026年1月28日から1月30日までの「ENEX2026」にて展示される予定です。興味のある方々はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。