小田急電鉄とKlook、デジタルチケットサービスでインバウンド旅行を一新！

2024年9月24日、小田急電鉄株式会社とKlook Travel Technologyが共同で、インバウンド旅行者向けの新しいデジタルチケットサービスを開始します。このサービスでは、Klookのオンラインサイトで購入された交通や体験のチケットを、現地で紙の券に引き換えることなく、スマートフォンから直接発券することが可能になります。これにより、旅行者は並んだり時間を無駄にすることなく、スムーズに旅行を楽しむことができるようになります。

従来、インバウンド旅行者は、Klookで予約した乗車券や入場券を利用するために、来日後に指定の場所でバウチャーを引き換える必要がありました。このプロセスは手間がかかり、また多くの時間も取られるものでした。しかし、新サービスの導入により、旅行者は必要なチケットをいつでも、どこでも発券できるようになります。新たに提供される「EMotオンラインチケット」は、スマートフォンの専用サイトを通じて簡単にアクセス可能です。

この変革によって、事業者側もバウチャーの引き換えや利用案内のコストを削減し、業務を効率化できるようになります。今後ますます増加が見込まれるインバウンド旅行者に対して、より効果的なサポートを実現するための重要なステップとなります。

投資しやすく、使いやすいこのサービスは、特に「デジタル箱根フリーパス」を販売対象としてスタートします。この商品は箱根周辺を移動する際の必需品として人気です。さらには、西武鉄道のチケットも取り扱う計画が進んでおり、今後の展開が楽しみです。特にデジタル箱根フリーパスは、他のプラットフォームでは味わえない新しさを提供するものであり、多くの旅行者の注目が集まります。

この新たな取り組みは、月間6,500万人以上の訪問者を数えるKlookと小田急電鉄がタッグを組むことで実現しました。旅行者は、予約から購入、利用までのすべてのプロセスを一つのスマートフォンで完結できるシステムが整っています。事業者側にとっても、手軽に利用でき、Klookとの契約やチケット管理、精算業務を一括で行えるため、業務負担が軽減されます。

また、今後は2030年度までに連携する事業者数を50社に拡大することも目指しており、インバウンド旅行者にとってストレスのない旅行体験の提供に力を入れる方針です。旅行者と事業者双方にメリットをもたらすこのデジタルチケットサービスは、観光業界のさらなる発展に寄与することでしょう。

サービスインに向けた準備が進む中、Klookでのチケット購入や「EMotオンラインチケット」の利用方法については、小田急の公式サイトで案内が行われます。世界中から日本を訪れる旅行者に、より便利で快適な旅行体験を提供するこのサービスの登場に期待が高まります。