川崎市の新小学校がSHISHAMOとともに校歌を制作するプロジェクト

川崎市立新小倉小学校がSHISHAMOと校歌を作成

川崎市に新たな小学校、川崎市立新小倉小学校が令和7年4月に開校しました。本校では、川崎市出身の人気ロックバンド、SHISHAMOのギターボーカル、宮崎朝子さんとともに校歌を制作するプロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、児童たちの発案からスタートし、地域に愛される校歌を作り上げることを目指しています。

企画の始まり

この校歌制作は、6年生の児童から「自分たちの学校の校歌を作りたい」というアイデアが出たことがきっかけです。この提案に基づき、学校の授業の中で調べ学習がスタートしました。児童たちは、地域にゆかりのある音楽家について調査し、SHISHAMOの宮崎さんの名を挙げました。実は、宮崎さんは、児童たちの母校である川崎市立川崎総合科学高等学校の出身でもあり、故郷への愛着から、児童たちの気持ちに応えることに決めてくれました。

宮崎さんとの交流

5月27日、宮崎さんが学校を訪れ、児童たちとの交流会が実施されました。この時、児童たちは宮崎さんに対して正式に校歌制作の依頼を行いました。やり取りの中で、「みんなで考えた言葉を持ち寄り、素敵な校歌を作りたい」と意気込む児童に対し、宮崎さんも「一緒に素晴らしい校歌を作りましょう」と応じました。

この交流会は、温かい雰囲気の中で行われ、児童たちの顔には期待と喜びの表情が広がっていました。児童たちは現在、「総合的な学習の時間」を通じて、校歌に入れたい言葉やアイデアについて話し合いを進めています。

校歌制作の今後の流れ

今後の計画として、児童たちは適切な歌詞に入れる言葉のアンケートを実施し、それを基に宮崎さんと共に校歌制作を進める模様です。制作が完了次第、全児童による歌の練習が行われ、12月13日の開校記念式典で初のお披露目を予定しています。この校歌は、児童たちの大切な思い出となるだけでなく、地域との絆を深めるものでもあります。

児童たちの思い

6年生の児童たちは、この貴重な経験について以下のようにコメントしています。「みんなで考えたことが大きなことにつながって、こんな素敵な会ができました。でもここで終わりではありません。宮崎さんとこの世に一つだけの校歌を作れたらいいなと思います。」また、宮崎さんが自分たちの気持ちをしっかりと聞いてくれていることに感動し、制作に向けてのモチベーションが高まっています。

宮崎朝子さん、学校への思い

宮崎さんは「自分が生まれ育った川崎市に新しい小学校の校歌制作に参加できることを非常に光栄に思います。児童たちと共に、素晴らしい校歌を作り上げることを楽しみにしています。」とコメントしています。このプロジェクトは、まさに川崎市の子どもたちと地域をつなぐ架け橋となることでしょう。

新小倉小学校は、「新しい自分をつくる未来をつくる」を学校教育の目標に掲げ、児童たちが共に学び、成長していく環境を提供しています。校歌制作もその一環として、地域の方々とのつながりを大切にしながら進められています。

今後の展開に期待が高まる中、新小倉小学校の校歌制作プロジェクトは、地域を愛する子どもたちの熱意と、SHISHAMOの宮崎さんの音楽が融合する特別な場面を生み出すことでしょう。