辻口博啓が手掛けるショコラが金賞受賞
日本を代表するパティシエ、辻口博啓がオーナーを務めるショコラトリー「LE CHOCOLAT DE H」は、世界的に権威のあるショコラとカカオの祭典「サロン・デュ・ショコラ」において、9回連続で金賞にあたるゴールドタブレットを受賞しました。この受賞は、辻口が今回特に力を入れて制作した作品「日本柑香」によるものです。
日本固有の柑橘を使用したショコラ
「日本柑香」は、日本の柑橘文化をテーマにしたボンボンショコラです。この作品では、奈良県の絶滅危惧種である「大和橘」、甘さと酸味がバランスよく楽しめる「温州みかん」、香り高い「すだち」、独特な風味の「柚子」の4種類の柑橘が織り込まれています。
辻口は「日本の柑橘からその個性を引き出したオリジナルのボンボンショコラを生み出しました」と述べ、特に「大和橘」を使用した作品には思い入れがあるようです。
ボンボンショコラの詳細
この「日本柑香」は、税込2,600円で販売され、以下の4つのフレーバーが含まれています。
1.
温州みかんと和ハッカ: みずみずしい温州みかんのガナッシュと、和ハッカの爽やかさが融合した一粒。
2.
すだちノワゼット: 爽やかなすだちの香りを楽しむヘーゼルナッツプラリネが飛び込んできます。
3.
大和橘: 果汁・皮・葉すべてを使い、個性的な香りを引き出した特別なショコラ。
4.
柚子とよもぎ: 柚子の香りとよもぎの風味が見事に調和し、洗練された和のエッセンスを感じられます。
受賞の背景と辻口の思い
辻口は、今回の受賞に際し「様々な試作を重ねる中で、日本の柑橘が持つ独特な香りや風味を最大限に引き出すことができた」と自信を見せます。「大和橘」に関しては、地域での植樹活動も行われており、その文化や環境保護の意義も込められています。
C.C.C.のコメントには「まるで日本の植物園を旅しているかのような美しい味わい」とあり、辻口の作品が国境を超えて評価されていることを示しています。
販売情報と今後の展開
受賞したショコラは、2024年1月中旬から「LE CHOCOLAT DE H」の店舗及び全国のバレンタイン催事で販売される予定です。ぜひ、このチャンスを逃さず、生涯の一品として味わってみてください。
「LE CHOCOLAT DE H」について
辻口博啓が2003年にオープンした「LE CHOCOLAT DE H」は、世界中のカカオと日本の素材を融合させたショコラブティックです。日本の食文化を尊重しつつ、タンパク質の精緻な組み合わせと、こだわり抜いた素材感を大切にしています。
詳細は公式HP(
lcdh.jp)やインスタグラム(@lechocolatdeh_official)でご確認ください。