メシウス株式会社がデータグリッドの新バージョンを発表
メシウス株式会社は、業務アプリケーション開発を容易にするデスクトップやWeb、モバイル向けの.NETコンポーネントセット「ComponentOne」の最新版「2025J v1」を発表しました。リリース日は2025年7月30日(水)で、特に大規模なデータセットを扱う場合に威力を発揮するデータグリッドコンポーネント「FlexGrid」に焦点を当てています。
データグリッドの大幅な機能強化
新バージョンでは、データグリッドの列フィルターUIが一新されました。フィルター機能が強化され、ユーザーは必要な情報に簡単にアクセスできるようになり、画面もすっきりと整理された印象を受けます。具体的には、チェックボックスで選択した任意の値のみを表示する「値フィルター」と、指定した条件に合うデータを表示する「条件付きフィルター」をタブ切り替えで操作可能になりました。
フィルター機能の新追加
さらに、条件付きフィルターには「空白」「個別」「重複」「一意」の4つの新しい条件が追加され、データの確認や整形がより迅速に行えます。フィルターが適用されている場合には、列フィルターのアイコン部分にバッジが表示され、フィルターの状態を一目で確認することができるようにデザインされています。
列固定機能の拡充
WPFやBlazor、ASP.NET MVC用エディションでは、特定の列をグリッドの左側だけでなく右側にも固定できるようになりました。これにより、情報の視認性が向上し、作業効率が大幅に改善されます。BlazorやASP.NET MVCエディションでは、従来の上側に加え、今後は下側の固定にも対応し、グリッドの柔軟なレイアウトが実現されます。
新しい検索機能
新機能の一つとして、Windows Formsエディションでは、検索処理を実行した際にリアルタイムで一致件数を取得できる機能が追加されました。これにより、ユーザーは必要なデータを短時間で把握することができ、有効なデータ整備を支援します。
価格とライセンス
「ComponentOne 2025J v1」は1年定額制のサブスクリプション方式で販売されており、初回は1開発ライセンス220,000円(税込)、更新時は110,000円(税込)となっています。特に小規模な社内システムから大規模エンタープライズシステムまで、多様な業務アプリケーションを開発する際の強力なツールです。
会社概要
メシウス株式会社は1980年に設立され、仙台市泉区に本社を構え、業界において高い評価を得ている企業です。ソフトウェア開発支援ツールの開発や業務改善ソリューションの提供に加え、教育機関向けの業務システムの開発も行っており、国内外で多くのプロジェクトを手掛けています。代表取締役社長は小野耕宏氏で、製品情報の詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
新しい「ComponentOne 2025J v1」のリリースにより、業務アプリケーションの開発がさらにスムーズになることが期待されます。これからもメシウス株式会社の最新情報に注目が集まることでしょう。